たとえ少額でも「利確は正義」
この記事は2023年1月22日 現在
2021年8月5日に「資金30万円でデイトレデビュー」してから今日に至るまで資金を溶かしまくり「信用取引」退場→「現物のみ」→更に溶かして資金10万円→資金6万円までに堕ちた私「ぷちデイトレーダー」の反省と自戒の念を込めたものです。
「結果には原因が付きもの」
資金を溶かした「実際のトレード実例」を交えながら本当にショボい資金でも奮闘して這い上がるために必要な「思考と行動」を結果と原因を振り返りながら今後のトレードに活かす。
資金が潤沢でトレードも上手くいっている方には参考にならないかも知れませんが、もし私と同じ様にトレードで失敗を繰り返している方には響くもの、参考になる項目が必ずあると思います。
ごく「当たり前のこと」が多く記載されていますが、人間はその「当たり前のこと」が「分かっているのに出来ない」生き物です。
「恥を忍んで」私がこれまでのトレードで失敗を繰り返してしまった事、その時どんな思考が働きどんな行動を取ったのか?それらの失敗を最小限に抑えるために「どこにポイントを置いて何に気をつけるのか?」をチェックしていきます。
- 投資額<売却額=利益
- 投資額>売却額=損失
当たり前の話ですが、いくら「利益」を出そうとも、それを上回る「損失」を出してしまえば残るのはただの「損」でしかありません。
たとえば派手にプラス+100,000円利益を出せたとしても、次の日にマイナス▲105,000円の損失を出した時点で資金を▲5,000円減らしてしまった事になります。
仮に「元金を除く損益の結果」を可視化するとこんな感じでしょうか。
*自分自身への自戒の念を込めて可視化。
-
一方では「ガンガン行くぜ」と数百・数千円の利益じゃ満足しないというスタイル。
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一方では「あくまでも資金を減らさない」ことに重点を置く「足るを知る」スタイル。
わぁ〜い!
+100,000円だ!
+100円だけでした
ショボい利益だな〜
(俺はプラス100,000円)
(僕はプラス100円)
【次の日のトレード】
あっ! やっちゃった
-105,000円だ!
今日も+100円でした
+200
どっちがいいか?
やはり1日を、そして1週間・1か月・1年をプラス+で終われると「気分がいい」ですよね!
「負けなければ自ずと勝ちとなる」
あのテスタさんがよくこの言葉を使っていますよね。
まさにその通り。
勝負事の真理です。
せっかく投資・デイトレしているんだからそんな少額勝ったって面白くも何ともない・・・なんて言ってみても負けた時にはそれなりの額が損失としてのしかかってくるし、何よりお金がもったいない。
つまらなくて結構!
あくまでも「目的はお金を増やす」こと、増やすという事は減らさないということ。
たとえ少額でも最後に利益を出す、出せる事にフォーカスしないとそもそもの目的を見失ってしまいます。
「男らしく勝負!」なんて無駄な漢気は要らない。
そもそも漢気を見せるために投資・デイトレをやっている訳じゃない。
冷静に分相応の利益を出せたら素直に感謝して「早々に利確」して「早々に逃げる」事が大切です。
なぜ負けるのか?
何事も結果には原因がつきものです。
勝ち・負けという結果を日々ふり返ってみると分かるのですが、その日の各銘柄のトレード結果を見返してみると身につまされて時には落ち込むこともあります。
なぜあの時〇〇〇円で「利確」しなかったんだろう?
なぜあの時もっと早く「損切り」しなかったんだろう?
株式投資やスイングトレード、そしてデイトレをやっていれば少なからずこんな思いをされた方、繰り返している方も多いと思います。
これは結果的に誰かが起こしたわけではなく、全てにおいて「自分自身が選択した行動」なのです。
負ける行動 ベスト3
それではどんな行動が負ける原因となっているのか?
普段の私の「負けトレード傾向」を振り返ってみます。
私が負ける時のパターンとしては、圧倒的に次の様なパターンと決まっています。
- 利確しない
- 損切りが遅い
- ノリでトレード
①〜③それぞれの行動がどのような心境・精神状態・思いで引き起こされてしまうのか?
ひとつずつ掘り下げてみます。
まぁ 私だけでなく皆さんもそうかも知れませんがやはり「欲」がそうさせるのですよね。
私の場合は特に「現物のみ」という事がますますその様な欲をかく行動に走らせるのです。
手放してしまったらもう「二度と触れない」という気持ちが作用して「最大限に利益を引っ張ってやろう」という邪な心持ちがあるのでどうしても利確が遅れてしまい、結果、最悪の場合プラスを通り越して「マイ転」に落っこちるなんてパターンの何と多いことか・・・
これも①の利確しないと同じく「現物のみ」しか出来ない、今のわたしのトレード環境によるものが大きいです。
「信用取引」であれば1日に同じ銘柄を「何回でも触れる」強みがあるので超トレードしやすいです。
じゃ一回離れよう
という様に「次のチャンス」を伺って「もう一度入り直す」ことが出来るので比較的容易に離脱する事が可能です。
「選択肢がある」という事は大きな武器です。
傷口は浅いうちに、深くなればなるほど「離れられなくなる」ものです。
もし思惑と違う方向に進んでいるのなら、たとえもう2度と触れないとしても見切りを付け・未練をバッサリ捨て「さっさと逃げる」ことが大切です。
「頭と尻尾はくれてやり」次へ行きましょう!
これも「現物しか触れない」悲しきトレード環境からくる悪い行動です。
「信用取引」であれば資金の約3倍の銘柄を触れるわけなので選択肢が拡がり、自分が気になる銘柄・監視銘柄を追い続ける事が出来てある程度状況に応じたトレードが出来るようになるものです。
しかし「現物のみ」で、しかも私の様な「ショボい資金」でのトレードとなるとそうは行きません。
これが結構な確率で高掴み、いわゆる「ジャンピングキャッチ」をしてしまう事が多い。
こうなった場合、一時的なお祭りが済んでその後に興味を失われた銘柄はジワジワ、またはあっという間に下がってしまい大ケガに繋がってしまうことも珍しくありません。
朝イチの一発目のトレードでこのパターンにハマると「取り戻そう」という大マイナスからのスタートとなり、冷静なコツコツトレードが出来なくなるので早々に勝負あり!という事もよくあります。
「勢いがあるから」というだけのノリトレードは時には上手く行くこともありますが、その成功体験から全くしない訳ではないにせよ、せめて「違うな?と感じたらさっさと逃げる」マインドと瞬発力を大切に。
次のトレードに与える影響
何といっても1日の「初回のトレード」が当日の結果に大きく左右します。
場合によっては明日に好影響、または負けを引きずる「悪影響」に繋がってしまう重要な一戦と捉えなければなりません。
何度も言いますが「現物のみ」の場合は1つの銘柄は「ワンチャンス」だからです。
「やり直し」が効きません!
朝イチ最初のトレード結果が「次のトレードに与える影響」はとてつもなくデカイ!
なぜそうかというと1回目のトレードの勝ち・負けによって次のトレードに以下の様な「精神的な影響」を与えるからです。
実際の例に沿って考えてみましょう。
実例)最悪なトレード
それでは私の恥を忍んで「実例」を挙げて朝イチのトレードが次のトレードに、果ては明日のトレードにまで悪影響を与えてしまった「最悪なトレード」をご紹介します。
実例)1/10(月)のトレード
タメニー 買 122円 (500株) 売 116円 -6円 -3,000円 |
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note 買 501円 (100株) 持ち越し |
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1/10(火) 損益: -3,000円 |
タメニーは一時プラス+7円の「129円」以上まで上昇して十分にこの株価で利確できた状況でした。
(利確の場合はプラス+3,500円)
しかし「130円超えたしまだまだストップ高もある?」という何の根拠もないただの期待感だけで利確せず放置。
結果、どんどん下がり二度と上値付近にさえ戻らずに「プラスどころかマイナス▲3,000円」で泣く泣く損切り。
(その1)取り戻そうとする
当然ながら何とか失った3,000円を出来るだけ多く取り戻したいという気持ちになります。
そして次に触った銘柄「note」でも買値より上がったけれども「もう少し欲しい・・・」という気持ちから利確を見送り、とうとう大引けまで引っ張る。
結果 「持ち越し」という最悪の選択をすることに。。。
実例)1/11(火)のトレード
note 昨日からの持ち越し 買 501円 (100株) 売 469円 -32円 -3,200円 |
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三光合成 買 465円(100株) 売 448.5円 -16.5円 -1,650円 |
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石垣食品 買 180円 (100株) 売 163円 -17円 -1,700円 |
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エレメンツ 買 543円 (100株) 売 538円 -5円 -500円 |
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SERIOホールディングス 買 676円 (100株) 売 608円 -68円 -6,800円 |
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1/11(水) 損益:-13,850円 |
これは本当に酷い結果です。
どんどん悪影響が連鎖しているのが分かりますね・・・・
(その2)持ち越しを損切り
もうその次のトレードからは「半分ヤケクソ」に近いもので、とても冷静な判断なんて無理。
少ない資金しか無いくせに手仕舞いせず、とことんやってやる!といったところでしょうか・・・・
最後の銘柄「SERIOホールディングス」のトレードを見ればわかりますね。
この様な感じでたった一つのトレードをしくじった事によって良くも悪くも「次のトレードに与える影響」というのは凄まじくデカいのです。
トレードにおいて熱くなって良いことはありませんね。
2023年初頭から苦い思いをしたのでした。
「最初が肝心」まとめ
それではまとめです。
朝一番のトレードの内容が「次のトレードに与える影響」について述べてきましたが「勝ち・負け」によってこのような分かれ道、気持ちの変化が生まれます。
勝ちの場合
例えば初回のトレードが「プラス+300円」で利確できたとすると、次のトレードのメンタルは
これを土台に「数百円でもいい」から細かく積み上げて行こう!
この「数百円でもいいから」というメンタルになったら早く利確できます。
当然その後の急騰を捨てることもあるかも知れませんが「プラスで着地する」事が第一ですのでその後どんなに上がろうがOKというくらいの割り切った気持ちが無いと「銭失いに逆戻り」します。
だから「これでいいのだ」の精神でOK!
負けの場合
逆に初回のトレードで「マイナス▲1,500円」だったとすると、次に触る銘柄において次のようにメンタルがガラリと変わってしまいます。
次で取り戻さなきゃ!
まだ資金が潤沢にある「現物のみ」ならいいでしょうが現在わたしは「5〜6万」のショボい資金でのデイトレ決行中。
1回のトレードで1,500円を取り戻せる条件(買える・出来高がある・ボラリティがある)が揃っている銘柄なんてごく限られます。
そのため「コツコツ数百円ずつ」というのが基本なのにもう負け額が多いと「一回でまとめて取り戻してやる!」という意味不明なメンタルになり、果ては「ヤケクソ」に到達して損の上乗せという最悪トレードになってしまう事が多々あるので本来なら無理してポジションを持つ事なく、早々に手仕舞いするのが得策です。
・たとえ+100円でも利確は正義
・負けなければ自ずと勝ちとなる
・負ける行動ベスト3をやらない
・最初のトレードが肝心!
・次のトレードの影響を考える!
このように私のようなショボい資金しかない「現物のみ」トレーダーの場合、その日のトレードに与える悪影響の連鎖は「最初のトレード結果にかかっている」と言えます。
逆の言い方をすれば最初のトレードで欲をかかずに「数百円」だけでも利確できればその数百円にわずかずつでも上乗せしていけばプラスで着地できる、その日をプラスで終わることが出来て「資金が減らない」わけです。
ショボい資金ならたとえ数百円ずつでもコツコツ上乗せできればやがて遠い道のりでも「信用取引」を復活させることが出来るでしょう。
そしてこの「数百円でもいいから利確」というメンタルが定着させられればやがて多くの資金を手にした時に「最大の武器」となること間違い無しです!
その日が来るまで、いや来るのを待つのではなくその状況に持っていく為にも「足るを知る」精神で1日を「赤い数字」で終えられるようコツコツ利確を積み重ねます。
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