【保存版】株で損をしたらやるべき事!「繰越控除」かしこく節税しよう!

繰越控除でかしこく節税

 

 

 

 この記事でわかること
❶「繰越控除」がわかる
❷「繰越控除」の仕組みがわかる
❸「繰越控除」の手順がわかる

(注)こちらは2023年2月現在の記事なので、本記事に出てくる国税庁ホームページ申請画面は2022年度用の内容となっております。

 

 

 

「2023年は絶対に利益を出す」という方は必見です!

 

 

今回は「損益通算」は除外して「繰越控除」に絞って簡潔に解説

 

 

「株式投資」や「FX」など金融取引において利益が出ると嬉しいものですが、逆に「損失」を被ることも多々あると思います。

投資をされている方々には常識の「利益に課税される20.315%」という数字。

 

 

約2割を税金で持っていかれるのは結構痛いですよね。

 

 

そもそも「株式投資」などをする目的は「利益を出す」ことですから「利益が出た場合は」キチンと確定申告を税金を払うことはやぶさかではありません。

 

しかし逆に「損失」となってしまい利益を出せなかった場合は確定申告の必要はありません。

(ただし損失を出しても一般口座や特定口座(源泉なし)を選択している方は確定申告が必要)

 

 

ただ「利益を出す」という目的ですから言い方を変えると確定申告をしなくてもいい状況ということは「利益を出せなかった」という事でかなり寂しいですよね。。。

 

 

利益を出して税金を払えるようになりたい!

 

 

私はまだこの段階です。

2021年8月5日からデイトレデビューをして初年度はもちろん大損失でマイナス。

2022年度も結局損失を出して年間利益を出した事がありません。

 

 

今月から始まった「2023年度」は何としてでも年間プラスで税金を払う方に回りたい!

 

でもその前に盛大に負けた額を有効利用してやる!

 

 

そう決意したことで私には「やるべき事」が生まれました。

 

 

 

そのやるべき事こそ
「繰越控除」です

 

 

 

今回の記事で取り上げ申請手順などをご紹介する「繰越控除」は確定申告の一種です。

ではなぜ一度も年間利益を出せたこともない私が「繰越控除」という確定申告を申請するのかというと、とてもお得で私のように2023年は絶対に利益を出す!と決意しているトレーダーには今が絶好のタイミングだからです。

 

そして損失しか出していないにも関わらずわざわざ申告するには「節税」という大きな目的があるからなのです。

 

それでは「繰越控除」とはどういうものなのか?確認してみましょう。



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「繰越控除」の仕組み

 

 

そもそも「繰越控除」とは何なのでしょうか?

前述のとおり「節税につながる」と言われてもどうして節税につながるのか?

 

何で「損失」を出しているのに申告した方が良いわけ?

 

 

そんな疑問が出ると思いますので簡単に説明して行きます。

 

 

繰越控除とは

 

  • 本年中に損失を出した場合、翌年以降にその損失を繰り越して翌年以降の利益から控除できる制度。
  • 損失を出した年の翌年以後、最長3年間繰り越して翌年以後の利益から控除できる。
  • 損失が発生した最も古い年の金額から控除される。
  • 3年以上経過した損失は消滅してしまう

 

 

つまり一言でいうと、去年1年間で損した額分は今年の利益と相殺するから「その分の税金は払わなくていい」というものです。

 

しかも3年間も繰り越せるので、去年あまりにも多額の損失が発生した場合はその損失額と同額分の利益を「3年間相殺できる」ということです。

もちろん、去年の損失額が1年目や2年目で相殺されてしまった場合はその時点で繰越は終了。

または3年間のうちに相殺しきれなかった場合も繰越は終了してしまいます。

 

 

イメージとしてはこんな感じだよ

 

 

 

2022年
100万円の損失を出し「繰越控除」を申請                              

 

2023年(1年目)30万円の利益が出たとします。前年に損失額を申請した「昨年の損失100万円ー今年の利益30万円=70万円」が次年度以降に繰越し。

 

2024年(2年目)40万円の利益が出たとします。前年に損失額と利益を相殺のうえ申請した「昨年までの繰越損失70万円ー今年の利益40万円=30万円」が次年度以降に繰越し。

 

2025年(3年目)50万円の利益が出たとします。前年に損失額と利益を相殺のうえ申請した「昨年までの繰越損失30万円ー今年の利益50万円20万円」この時点で今まで繰越した損失額を使い切り、プラスとなった「20万円のみ」が課税対象額となります。

 

 

 

「繰越控除する」ことでこんなに節税できる!
本来は「120万円」の利益なのに、申請すればたった「20万円」分しか課税対象にならないんだね!
この場合だと2023年と2024年は利益は出ているのに「税金0円!」

 

たとえ3年間で2022年度のマイナス繰越損失額を使い切らなかったとしても「4年目は無効」なので注意しよう!

 

 


 

ちなみに2022年分を「繰越控除しない」とこんなことになるよ!

 

 

 

ゲッ!
まるまる「120万円」が課税対象額になってる!

 

 


 

 

 

上記の例に則って「繰越控除」を申請した場合としなかった場合とで比較すると、それぞれの2023年〜2025年の3年間で得た利益から支払う「税金」は以下のようになりました。

 

↓   ↓   ↓ ↓   ↓   ↓

 

繰越控除をした場合
課税対象額=20万
(課税額=40,630円)

 

繰越控除しなかった場合
課税対象額=120万
(課税額=243,780円)

 

 

 

その差は何と「203,150円」も多く支払うことに!

 

6倍も多く税金払いたくないよぉ〜〜〜〜

 

 




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必要な手続きは?

 

  • 「繰越控除」の適用を受けるためには「確定申告」が必要。
  • 「確定申告」は繰り越す年と「翌3年間は毎年」申告が必要。
    (この間に株式売買がなかったとしても必要なので忘れずに)

 

 

こんなに「良いことしかない」繰越控除なのですから「確定申告」の手間が少しくらい面倒でも是非やるべきですよね!

 

次の項目ではいよいよ実践。

準備しておくものや手順について説明していきます。

 

 




松井証券

 

 

 

事前に用意するもの

 

 

 

とにかく「節税」となる繰越控除。

申請を進める前に用意しておくべき物をチェックしてみましょう。

申請にはいくつかの個人情報などの入力が必要ですので以下の資料を用意しておきましょう。

 

 

  1. 特定口座年間取引報告書
  2. 源泉徴収票
  3. 個人番号
    (マイナンバーカードなど)
  4. 本人確認書類
    (免許証・保険証など)

*④はマイナンバーカードを持っていれば不要です。

 

 

 

①特定口座年間取引報告書

 

1年間の取引をまとめた報告書です。

毎年、年明けごろに口座開設している証券会社からメールにて案内が届きます。またはホームページの「通知・お知らせ」などをチェックしてみるとアップロードされていることに気づけるでしょう。

この報告書は「基本的に郵送では届かない」はずです。各証券会社のホームページから電子的にファイルをダウンロードしておきましょう。

ちなみにどうしても「郵送」で欲しいという方は、各証券会社の設定を変更することで郵送に変えることは出来ますが「1,000円」程度の手数料がかかるようです。

 

基本的に申請には「金額」が分かれば十分なのでわざわざお金を払ってまで郵送にする必要はないでしょう。

 

 

 

 

②源泉徴収票

 

サラリーマンであればお勤めの会社から勝手に渡されたり現在でしたら「電子ファイル」で受け取ったりするので忘れることはないですよね。

年に1回配られるお馴染みの書類ですが、こちらも「繰越控除」の申請には必要となりますので無くさないようにしましょう。

 

 

 

 

個人番号確認書類

 

・マイナンバー記載の住民票の写し
・通知カード
・住民票記載事項証明書

(上記のいずれか

 

マイナンバーカードを持っていれば問題ないですが、カードを作成済みの人はまだまだ少ないようです。

代わりとして「通知カード」でも大丈夫です。

通知カードとは「個人番号」が記載されているカードサイズくらいの「紙っぺら」です。

すでに数年前に全国民に郵送されてきているハズですから探してみましょう。

 

 

 

④本人確認書類

 

・運転免許証
・被保険証
・パスポート
・身体障害者手帳

(上記のいずれか)

 

「マイナンバーカード」を持っていない場合は本人を確認出来る上記書類のいずれかが必要です。

「マイナンバーカード」を持っていればこの書類は不要です。

 

 

 




◆松井証券◆

 

 

 

「超図解」繰越控除の手順

 

 

 

それではいよいよ実践です。

実際の申請画面を見ながらどのように申請を進めていくのか?分かりやすく画像を見ながら「申請手順」を説明します。

 

 

 注意 
これからご紹介する「申請手順」は私の実際の申請手順をスクショしたものです。そこで私の2022年度の立場・投資の状態を記載しますので参考にしてください。

職業:
会社員(役員ではない)

口座タイプ:特定口座(源泉あり)
投資形態:デイトレのみ
持ち株:なし
株式配当金:
なし

 

 

それではさっそく申請してみましょう!

 

 

まずは「国税庁」のホームページを検索するために、手っ取り早く「e-tax」と入力・検索してみましょう。

以下のような画面が表示されるはずです。

 

 

 


 

 

 


 

「確定申告特集」へGo!

 

 


 

 

 

 

下へスクロールすると

 

 

こちらを選択

 

 


 

 

 

 

 

いよいよ作成開始!

 

 


 

 

今回の申請手順は「印刷して提出」を選択します。

 

 

*マイナンバーをお持ちの方は上段の申請でも良いです。

ちなみに私はマイナンバーカードを持っていて「スマートフォンを使用して e-Tax」で申請を進めていたのですが、申請途中の「マイナンバーカードにスマホを置いて読み込み」の時に読み込みが上手くいかず、何度かやり直しているうちにマイナンバーカードの暗証番号に「ロック」がかかってしまいました。

(ロックを解除するには最寄の市役所などで解除してもらう必要がありますのでご注意を)

 

 

 


 

 


 


 

 


 

 


 

 

各項目に当てはまるものを選択して次へ進みます。

 

 

 


 

 


 

 

 


 

今回は株取引によるものを申請なので「株式等の譲渡所得等」を選択。

 

 

 


 

私はデイトレしかやっていないので持ち株がありません。したがって「配当金」などはありませんので「配当等がない」を選択しました。

もし昨年度中に持ち株を一定期間所持していた期間があり配当金を受け取っている方は「申告分離課税」を選択すると良いでしょう。

 

 

 

 

ここから書類を用意!
  1. 特定口座年間取引報告書
  2. 源泉徴収票

 

2つの書類に記載されている数字を入力するよ

 

 


 

 

口座を開設している証券会社から届いた「特定口座年間取引報告書」(郵送ではなくメールなどで案内が来ているはずです)を用意して「書面で交付された特定口座取引報告書の入力」を選択。

 

 

 

*証券会社によっては「xmlデータ」で「特定口座年間取引報告書」を配信するところもあるのでどちらでもOKだよ

 


 

 

*勘定の種類については下の画像では「3つともチェック」を入れてありますがこれは私の場合は間違い。

配当金が無いのに「3 配当等」にチェックを入れてしまっていました。

昨年度配当金の受け取りがあった方はチェックを入れましょう

 

 


 

各項目を入力しましょう!

 

 


 

 


 

 

はじめて「繰越控除」を申請するのでもちろん「いいえ」を選択。

もちろん昨年度に繰越控除を「申請している」方は「はい」を選択することになります。

 

 

 


 

各項目を入力しましょう!

 

 


 

 


 

 

ここからは私のような「サラリーマン」が年1回受け取る「源泉徴収票」の数字を入力するよ

 

 

 

 


 

各項目を入力しましょう!

 

 


 

 

入力が済んだら「入力内容の確認」ボタンをタップ

 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 

 

 


 

 

 


 

ここはこのまま飛ばしてOK

 

 

 


 

 

もう あとひと息

 

 

 

 


 

 

これが最後の入力!
マイナンバーカードの12桁の数字を入力

 

 

 


 

 

 

 


 

 

 

 

 

お疲れ様でした!

 

ファイルをダウンロードして完了です!

 

ダウンロードしたファイルを印刷して最寄りの税務署に提出すればOKです

 

 

 

以上が「繰越控除」申請の手順です。

それぞれの業態や口座内容(自営業・口座開設状況や配当金など)で申請記載事項が変わってくる事があると思いますが、基本的には本記事でわかると思います。

 

まずは面倒と思わすに重い腰を上げて「実行」してみると「意外とカンタン!」と思う事でしょう。

節税につながりますので必ずや利益を出しているだろう「来年の自分への助け」にきっとなるハズです。

 

やるなら「今」ですよ!

 

 




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「繰越控除」まとめ

 

 

 

それでは「まとめ」です。

しっかり振り返って必要な書類・項目をチェックしておきましょう。

 

 

 繰越控除 まとめ 
・損失が出たら必ず申請しよう
・対象期間は3年間
・利益が出ても忘れず申請
・ネット(e-tax)でカンタン申請
・必要書類を用意しよう
   【 用意する書類】
①特定口座年間取引報告書
②源泉徴収票
③個人番号確認書類
④本人確認書類

*マイナンバーカードがあれば④は不要

 

 

こんなにお得な「繰越控除」

もし2022年度、年間株式投資などで損をしている方がいらっしゃったら是非とも申請して来年以降の「節税」に繋げましょう!

 

 

 

 

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