「思考は現実化する」あきらめなかった人々
今回はいよいよ最終章までの記事となります。
全9章からなる項目のなかから第7章〜第9章までをご紹介します。
題名はこちら、
思考は現実化する あきらめなかった人々 [ デニス・キンブロ ]
あの有名な
「ナポレオン・ヒル」の哲学をまとめた著者である
「デニス・キンブロ」の書籍のご紹介です。
本日ご紹介の章(第7章〜第9章)
熱中したふりをする
第八章
ロックフェラーが本当に欲しかったもの
第九章
六文字の魔法の言葉
前回の記事では第4章〜第6章までの内容をまとめましたが、
主に「信じる・想像力・忍耐」についての内容でした。
「思考は現実化する」あきらめなかった人々 前回の記事に引きつづき、 思考は現実化する あきらめなかった人々 [ デニス・キンブロ ] こちらの書籍、 今回は[…]
迷ったらこれで解決!【思考は現実化する】あきらめなかった人々〜その2
今回は最終章までとなりますが、引き続きナポレオン・ヒルの未刊の書を紐解きましょう。
第七章 熱中したふりをする
人が持っている力の中で、エンスージアズム(熱意)ほど役に立ってくれるものを私は知らない。
「第7章」の一行目からこのように指摘します。
エンスージアズム?
わたしは初めて聞く言葉でしたが、
「熱意」
のことだそうです。
たしかに「熱意」は何者にも変えがたい情熱から湧きでる強いエネルギーになり得ます。
- 「何かをしたい!」
- 「どうにかしたい!」
- 「どうしても!」
- 「たすけてあげたい!」
さまざまな「熱意」がわたしたちを突き動かします。
何かを成そうとするとき以外でも、ちょっとした事にでも「熱意」が入るだけでスピードが違ったり、夜遅くまでかかっても「へっちゃら」という不思議な力が生まれますよね。
生きるための原動力
この「熱意」というエネルギーを生むには一体どうすればいいのでしょうか?
「熱意」は何かにとり憑かれた状態、いわゆる「熱中」することから生まれます。
つまり「熱中」、「没頭」するほど興味を持ったり、
「こうなりたい!」
という強い願望が「熱中」させるキッカケとなり得ます。
そしてその方法とは?
著者はこういいます。
「熱中したければ、熱中したふりをしろ!」
つまり、多くの人が平凡な人生に終わっているのは、
目的や目標に熱中できないから
もし達成したい目標に対して熱中できなければ自分をだまして「熱中した」ふりをする以外ないということです。
本当に達成したいなら、無理矢理でも、何がなんでも「達成したい」のならそうせよ!ということです。
そして「熱意」は生まれつき持ち合わせているのではなく、次の3つの基本的要素が混ぜ合わさって育まれるものだそうです。
「熱意」をもつのに必要なもの
- 興味
- 知識
- 信念
この順番は変えてはいけないといいます。
なぜならこの段階を追って進むものだからだそうです。
この3つが願望や目標と一緒になったときに、人は無限のパワーを活用することができるのだそうです。
- 興味がなければ、知識は忘れ去られる
- 知識がなければ、信念も生まれない
- 信念がなければ、興味が湧いてこない
熱中できれば、何も聞こえなくなるほどの「集中力」で取り組め、時間を忘れるほど「没頭」でき、食べなくたって平気なほどの「情熱」を注ぐことができます。
脇目もふらずに走る抜ける、やり抜ける力は、「熱意」がもたらすのです。
第八章 ロックフェラーが本当に欲しかったもの
「ロックフェラーが本当に欲しかったものは何だろう?」
ナポレオン・ヒルは考えた末に、そして彼を知る人たちに聞くうちに確信したといいます。
億万長者が本当に欲しかったもの。
それは次のとおりです。
「心の平静」
「心の平静」とは豊かさに欠かせない要素。
いくら財産が有り余っていても満たされるのが「富」だけでは幸せな人生とはいえません。
次のような状態だったら?
幸せといえるでしょうか?
- 健康ではない
- 家族が財産を狙っている
- 精神が病んでいる
- 自由にできる時間がない
- 財産を安心して誰かに託せない
- 富を守ることで頭がいっぱい
いかにも裕福な人が抱えそうな悩みですね。
お金があれば自由な人生を送れると思っても、また別の悩みが生じるものです。
これを一般の人に当てはめれば、一言でいうと「心配ごと」です。
「きょうは奥さんとケンカした」
このような状況で朝、仕事にいっても頭の中は「奥さんとのこと」で一杯です。
仕事にもとても集中できません。
このような「一過性の悩み」ならば、例えば「仲直り」すれば過ぎ去ります。
でも「慢性的で永続性のある悩み」はそうはいきません。
いつまでも付きまとうからです。
とくに健康を害しては食事すら楽しめませんし、仕事どころではありませんよね。
ただ、自己管理をしっかりして健康を保ち、人間関係も自己中心的ではなく「利他の精神」で生きれば安心してその財産を誰かに託すことができるでしょう。
そんな状態であれば、精神的にも安定し、平安で安らかな人生を送ることができそうです。
そう、まるで「時計の針が遅く感じる」ような、ゆったりとした空間の中で一杯のコーヒーにも心が通うような穏やかな時間です。
理想的ですよね。
他者の役に立てること
「世界で最も素晴らしいことは、他者の役に立てること」だといいます。
以前の記事でご紹介した書籍、
「自分の小さな箱から脱出する方法」
にもありました。
「自分が他人のためにすべきだと思う行為」
これを実行することが大切だとわかっているのに、すべて心のままに行動することがいかに難しいことか・・・。
「このようにしてあげれば、この人は助かるよな」
と心で思っていても、やり過ごすこともしばしばありますよね。
他者にあたえない限り、他者からもあたえられないのです。
人生から何かを得ようとすれば、自分から何かを与えねばなりません。
今日は4年に1度の「うるう年」。 また、「肉の日」でもあるようです。 しかし巷では仙台でコロナウイルス発症確認(東北では初)とのニュース。 皆さんはトイレットペーパー足りてますか? […]
もしあなたが他者から称賛と尊敬をうけたいのなら、まず自分が称賛と尊敬をもって接することです。
- より多くの助け
- より多くの愛
- より多くの支援
- より多くの時間
- より多くの感謝
- より多くの笑顔
ほとんど無償のものです。
これらをまず、「自分から先に」あたえることが大切です!
人は他者の人生を豊かにすることなしに、豊かになることはできない。
周りの人間に繁栄をもたらすことなしに、繁栄することはないのだ。
第九章 六文字の魔法の言葉
偉業を成し遂げたすべての人は、ある資質を共有しているといいます。
それが「六文字の魔法の言葉」
その言葉とは???
「積極的心構え」
六文字の魔法の言葉とは、「積極的心構え」だというのです。
積極的心構えとは?
行動、感情、あるいは気分の面での「正しい態度や姿勢」
このように定義できるそうです。
この「正しい態度・姿勢」こそがわれわれの人生を大きく決定づけるのだそうです。
つまり、「良い姿勢」こそが人生を決定づけるとしたら、
- 良い姿勢が=良い結果を
- 間違った姿勢が=間違った結果を
このように「運」ではなくて姿勢が人生を決定づけるそうです。
そのため、
「心を常に自分の願望や目標に集中させておく習慣」
をつけておくことが積極的心構えです。
つねに準備、心構えをしておくことで「正しい姿勢」を貫くことができます。
正しい習慣を身につける
これをするには2つの理由があるそうです。
- 相手の立場になれば、「自分がこの世で最も大切な人間だと絶対に思っている」
- 人間はお互いにこのような態度で接するべき
つまりは、相手にたいして「敬意を払って」接することで、「正しい習慣」を身につけることができるといいます。
誰もがこの世でもっとも欲しがっているものは、
「自分が大切な存在だという実感」
自分が必要とされ、尊敬されているという実感。
この欲求を満たしてくれる人に対しては、愛も好意も尊敬もささげる。
そしてその心構えは自分で完全にコントロールできる。
他者に「自分から先に与える」習慣をつけていければ、あなたを見る目も評価も段違いに変わることでしょう!
第7章〜第9章の「まとめ」
それでは今回の記事、第7章〜第9章までのまとめです。
①熱意を持って取り組もう
②心の平静を保とう
③他者の役に立とう
④正しい姿勢・態度で接しよう
⑤正しい習慣を身につけよう
何ごとにおいても「積極的心構え」でとり組めば、結果がかわってきますし「何より楽しく」なるはずです。
行動は感情を引きおこすからです。
やってみれば案外できるもの。
苦い思いをしてからの「感情からの仕方なしの行動」よりはよっぽど建設的で、それ自体を楽しめるといえます。
それでは最後に、「今よりより良くなりたいと思う人」へ向けた、著者からのメッセージを記載して閉めたいと思います。
なぜ行動しないのか?
いったい何を待っているのか?
何があなたを押さえつけているのか?
誰があなたの足を引っ張っているのか?この質問に答えれば、成功への大きな一歩を歩んだことになる。
答えは一つしかない。あなた自身である。好ましい状況や出来事を待っている人は、待つ以外何もできないのだ。
思考は現実化する あきらめなかった人々 [ デニス・キンブロ ]