「習慣は小さな行動の積み重ね」
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今回は数ある企業のコンサルティングをこなし、TVや雑誌にもよく取り上げられている「小宮一慶」さんの書籍、
「ビジネスマンのための習慣力養成講座」
をご紹介いたします。
小宮さんはこの、「〇〇力養成講座」というシリーズをよく出されてますがその「習慣」に特化した本です。
わたしは常々「習慣」には泣かされ・・・というか自分が悪いのですがなかなか長続きしない気質。
それをどうにか助けてもらおうとして手にとった訳です。
少し前に出版された本ですが非常に読みやすく、内容も私たちの普段の生活や仕事に溢れている実例に例えられています。
ですので必ずしも「ビジネスマン」だけに偏ったものではありません。
皆に通じ、参考になる本だと思い、今回ご紹介いたしました。
いつもの通り、私なりに気になる項目をピックアップして2日に分けてご紹介します。
*本記事では①〜③までをご紹介。
*次回の記事で④〜⑥をご紹介します。
①良い習慣「+0.1」と悪い習慣「−0.1」の積み重ね
②「知っている」と「できている」の違い
③習慣には努力・強制力が必要
④出来ない理由・続かない理由
⑤習慣力を身につける具体的な方法
⑥身につけたい成功する人の習慣
①良い習慣「+0.1」と悪い習慣「−0.1」の積み重ね
そもそも「習慣」というのは小さい行動の積み重ねによって成り立つもの。
冒頭、小宮さんはそのようにいい放ちます。
もちろん私たちもその言葉の意味をわかっています。
毎日毎日くりかえして習慣づくもの。
小宮さんは言います。
習慣とは
良い習慣「+0.1」と悪い習慣「−0.1」の積み重ね
紙一重の継続した行動が大切。
良い習慣「+0.1」の積み重ねの例はというと、
歯を磨くとか、食事の前に手を洗うとか、人の話を聞くときは必ずメモをとるとか。
普段私たちができている当たり前ともいえる事ですが、何故かできています。
逆に
悪い習慣「-0.1」の積み重ね。
私の場合は、飲酒をひかえる、腹いっぱい食べないで、腹8分目におさえるとか。
何かを「やめる」ことです。
このように、「わかり切っていること」と軽視しがちですよね。
些細なことなのですぐにメリット・デメリットが表れるわけではないのでその後に大いに影響を与えていることに気づかないのです。
やり忘れても「まあいいか」
やめられなくても「まあいいか」
しかし、それを長期間つづけてしまうと、そのわずか0.1だったものが何百・何千にもなる。
小宮さんはこの「小さな習慣」をいかに継続させるかについて本書でフォーカスしています。
②「知っている」と「できている」の違い
毎日つづける事で習慣づくことはわかっている。
ただその反面、わたし達はそれが難しいことも同時に知っているのです。
でも「知っている」はずなのに「できていない」ことの方が多いと感じませんか?
小宮さんは本書でもいっていますが、習慣については皆よくわかっている。
そう、「知っている」ことばかりかも知れない。
けれども、
「知っている」ことと
「できている」こととは違います。
もし「出来ていない」のなら本当に「知っている」とは言えません。
そして本書の目的は「知っていただく」のではなく、
実際に「習慣力」を「身につけて」いただくことです。
習慣力を身につける事が目的
であるとハッキリと明記しています。
そう、そもそも本を読む目的は「読むこと」そのものではなく、読んで参考になったことを「行動に移しアウトプットする」のでなくてはいけませんよね。
読むだけでいい気持ちになっていたのではもったいないことです。
③習慣には努力・強制力が必要
習慣は思いたって自然にできるわけではありません。
ある日あなたがやることを「決める」ことがキッカケになり、そのことを「行動」に移してはじめての一歩となる訳です。
ただそれが続かず「習慣」にならない事が多いですよね。
私もそうです。
今までの人生で何回途中でやめてしまった事の多いことか。
それでも自覚があれば良いのですが、タチの悪いことに「決めた」ことすら覚えていないのです。
後でも述べますがこの「忘れる」ということも習慣づかない理由の一つです。
だから自分を律するために「努力」が必要な訳です。
ただ、よっぽどのモチベーションがなければ自分に努力を課しつづけることは大変ですよね。
この努力が続かないことに逃げやすいのは「これをやらかかったからといって、誰に何を言われることもない」からなのでしょう。
そのため習慣には努力に加え、「強制力」も必要と言えます。
例えばスポーツ(部活)・学校や会社のルールなどです。
この辺の分野になると「やらなければ叱られる」、
「やらなければ自分が困る、相手が困る」
「周りが迷惑する」など様々な事が絡んできます。
こうなるとやりたくなくても周りから攻められるので「強制的に」無理やりでもやります。
もう一つ
強制力といえば「しつけ」もその一つ。
子供を例にするとわかりやすいと思います。
子供は生まれてきたら歯をみがこうとか、おしっこはトイレでとか自分でやるわけではありませんよね。
これは親が「しつけ」たこと。
つまり自分から努力したのではなく、親からの「強制力」です。
それにより自然と身体に染み付いて「習慣」よりももっと強烈な行動、「無意識」で行動できるようになっているのです。
習慣力のある人は「少ない努力で習慣化できる方法を身につけている」。
習慣力にもコツがあるそうです。
次回は残りの④〜⑥をご紹介いたします。
④出来ない理由・続かない理由
⑤習慣力を身につける具体的な方法
⑥身につけたい成功する人の習慣
また次回の記事で「習慣力」を紐解きましょう。
ビジネスマンのための習慣力養成講座(著者:小宮一慶)
ビジネスマンのための「習慣力」養成講座 (ディスカヴァー携書)[本/雑誌] / 小宮一慶/〔著〕
[…]