ビジネスマンのための習慣力養成講座(著者:小宮一慶)
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本日は前回記事でご紹介した
ビジネスマンのための「習慣力」養成講座 (ディスカヴァー携書)[本/雑誌] / 小宮一慶/〔著〕
という書籍のご紹介、後編です。
本書籍の中で、特に気になった部分を私が勝手にピックアップした部分をご紹介してきました。
おさらいということで、
私がピックアップした6項目
こちらを改めて記載します。
①良い習慣「+0.1」と悪い習慣「−0.1」の積み重ね
②「知っている」と「できている」の違い
③習慣には努力・強制力が必要
④出来ない理由・続かない理由
⑤習慣力を身につける具体的な方法
⑥身につけたい成功する人の習慣
本日はその続き、「その2」という事で、④〜⑥をご紹介いたします。
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④出来ない理由・続かない理由
本書の中で小宮さんは、
出来ない理由・続かない理由について以下の5点を挙げています。
- 短期的な必要性がない
- 長期的な目標を見失う
- 忘れる
- 強制力の欠如
- 本音ではやらなくても大丈夫と思っている
たしかに「短期的な必要性がない」状態ではやってもやらなくても良いことになりますのでモティベーションが上がってこないですよね。
ただ、「自分はこうなりたいと決めたし、私はそのための行動を習慣化する!」と決めたのならば方法はシンプル。
習慣化させるために必要なこと
- 細かく段階を設けて都度「達成感」が得られるようにすること。
- 目標を目に見える場所に記しておくこと。
- やるべきこと・必要なものを具体的な「行動目標」として落とし込むこと。
- イメージ化する事が重要。
どうやって自分の立てた目標に対して習慣化していくかがわからない人なこの4点に当てはめて自分なりに計画を立ててみればやり易いと思います。(雛形ですね)
あとは長期的な目標を見失わずに、それを見据えたうえで目標を細かく段階づけして短いスパンで成果を確認・自己評価し、達成感を得ながら進めていくような工夫をすればハリも出ます。
そして私が過去に挫折してしまった、続かない理由のNO.1がこれです。
忘れてしまう
あの時こんなに熱く・興奮して立てた目標も、「忘れてしまってはせっかく行動してきたことも水泡に帰するではもったいないですね。
そもそもやることを忘れてしまう。
目標を達成できない最大の理由はこれだったのです!
忘れないようにする事が習慣化の第一歩!
わたしはこれに尽きると思います!
あとは強制力の欠如はサラリーマンであれば上司やお客様から叱られないように、または家庭であれば家族に迷惑をかけたくないという「心理的な強制力」は備わっているはずです。
ただし、「自分が自分の為に勝手に立てた」目標に関して自らを律する強制力とはなかなか厳しくできないものです。
わたしもそうでした。
理由は「やらなくても誰にも怒られない」からです。
そして「心の根底ではできなくてもなんとかなる」とも思っていたり、志や使命感、夢をもち続けられていないからでしょう。
⑤習慣力を身につける具体的な方法
まず最初に小宮さんは大前提としてこう言っています。
続かないことを、根気や根性、やる気の問題として他人や自分を責めないでください。習慣力は根気とはまったく関係ありません。
続けやすい環境づくりこそが、その大きな要素なのですから!
(引用:「なぜできるのか?六つのポイントより)
わたしは「100%自分次第」だと思い込んでいたのですがそうではないようです。
「環境」が続けられるということに大きく関わっている
小宮さんはこのように指摘しています。
例えばライザップでの目標達成における成功者はかなりの数ですが、それを推進させる力は盤石な「フォロー」体制だそうです。
ただし、それは「強制力の塊」のようです。
食べたものを全部メールで報告、ライザップ側からもしょっちゅう「どうですか?」という確認メールが届くなど、四六時中「見られている」「監視されている」という気分とのこと。
この強烈で容赦のない「強制力」で「続けさせ」、結果を出させている訳ですね。
このような過酷ともいえる「環境」づくりまでとはいかなくても、やはりある程度の「強制力」を持たせないと続ける事は困難であると説いています。
いちばん手取り早いのは日常生活に組み込んでしまう事だと小宮さんは言っています。
例えば私の場合はまだサラリーマンという立場なので通勤電車に乗ります。
そして電車に乗ったら「キメラゴンnote」を読んで情熱が覚めないように自らを奮い立たせる。
ランチと休憩時間は「イケハヤさんの動画」を見て再勉強する。
就寝前に「マナブさんの動画」を見て再勉強する。
「電車に乗ったら」→ 〇〇をする。
「ランチ・休憩時間になったら」→〇〇をする。
「寝る前には」→〇〇をする。
という具合で、ある行動に移ったら「必ずこれをやる」と身体に覚えさせます。(無意識にできるように)
また、前項であげたように「忘れてしまう」を防止するために「目標を目に見える場所に記しておく」という事もオススメです。
ただ記しておくのではなく、それに必要なものをすぐ使える状態にしておくと更に忘れることを防げます。
やるべきことに必要なものを、目に見えて、すぐ手の届くところに置く
これも続けるための大切な「環境づくり」です。
⑥身につけたい成功する人の習慣
本書で小宮さんは成功者の習慣を以下のとおり14項目とり上げています。
- 一日の終わりにその日を振り返って反省する
- メモをとる
- 自分から挨拶をする
- メール即返信
- 健康管理のための習慣を持つ
- 整理整頓。デスクの上も部屋の中も、出したものは片付ける
- ToDoリストを書き出し、優先順位をつける
- 笑顔
- 読書と勉強
- 工夫と時短
- アウトプットする
- 早起き
- 積極思考
- 人を喜ばせる
今の自分ができている、できていない項目もあると思いますが、私なりに心掛けて実行したいと思うのは①の「振り返り・反省する」ということです。
過ぎてしまえばその時の反省の気持ちは薄れてしまうもの。
そして同じ過ちを繰り返すことにつながってしまいます。
逆に、うまくいった時の振り返りを怠ると、「なぜうまくいったのか?」を分析できなくなります。
例えば大きな受注ができたとしたら、ただの「まぐれ」なのにまた同じような受注がそのうち出来るハズ。などと楽観的な、何の根拠もない自身で気がつくと目標数字を割ってしまった。という事にもなりかねません。
更に受注できなかったことを他人や環境のせいにしてしまいがちです。
「なぜこの受注ができたのか?」を振り返って分析すれば、
「この部分にお客様は惹かれ、この部分を必要としていたから受注につながったのだ。」
「他のお客様にも当てはまりそうだ。この部分を強化した資料に作り直してみよう」などの工夫も戦略も生まれます。
小宮さんも本書の中で、
ビジネスがうまくいった経営者とそうでなかった人とは、大きな違いはないのですが、ひとつだけ決定的に違うのは、「反省」です。
うまくいく人は必ず反省します。
それにより、過去の経験を活かし、積み重なるのです。
しかし失敗する人は、反省が足りません。
独善的なのです。「自分がいつも正しい」と思っています。
(引用:あとがきより)
これまでの成功者と呼ばれる先人達からまなべる事はたくさんあります。
一日一日の小さな行動は大切
どんな世界であれ、同じようなことをやっていても評価やパフォーマンス、結果に大きな差が出てしまうのは日々の習慣も関係していると感じます。
コンビニだってセブンイレブンの一人勝ちのような状態ですよね。
同じ商売形態で、同じ種類の商品を置いているのにも関わらずです。
この差はちょっとしたことの徹底の差と小宮さんはいいます。
「同じようなこと」と「同じこと」は違うのです。
もう少しだけ「一歩踏み込めるか」どうかなのです。
私たちも「習慣化の為の行動を更に一歩踏み込んで」よりよい成果を生み出しましょう!
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