楽天ポイントで投資する
普段から買い物などで溜まっていく「ポイント」をあなたはどのように活用しているでしょうか?
Tポイント、楽天ポイント、dポイントなどなど数あるポイント制度の中でも一番貯まりやすいのが「楽天ポイント」でしょう。
これは文句なしです。
せっかく貯まったポイントを買い物だけに使うのではもったいない。
うまく使えば「ポイントが将来の現金に変わる」ことも可能ですのでこの記事では「ポイント投資」について解説いたします。
・実際の購入方法がわかる
・投資について学べる
楽天ポイント投資でできること
では楽天ポイントではどのような投資ができるのでしょうか?
わたしの場合は今までは楽天ポイントがあるから「せっかっくだから本とか何か買おうかな?」というように必ずしも有効なポイントの使い方をしていなかったと思います。要は「目的も何もなし」という状態です。「あるから使う」というのではポイントの良さを生かせてませんね。
それがコツコツと投資にまわせるのであればポイントを思いがけずに増やすことも可能ですから日々楽しみですね。
では楽天ポイント投資の種類「3つ」をご紹介します。
- 投資信託でポイント投資
- 国内株式でポイント投資
- バイナリーオプションでポイント投資
①投資信託でポイント投資
投資信託の買い付け代金の一部、または全てに楽天ポイントが使えます。また、投資信託の積立でもポイントを利用できます。
ちなみにわたしは「つみたてNISA」にポイント投資を掛け合わせています。例えば「つみたてNISA」を月々5,000円積み立てているとします。そしてその月で得たポイントが1,500ポイントあったとします。
すると月々の積み立て5,000円に対してポイントを「1,500ポイント」使用し、その差額の「3,500円」だけ現金を使用するといったように現金引き落としの負担も減らすことが出来て便利です。
②国内株式でポイント投資
投資信託と同じように楽天ポイントを国内株式(現物取引)の購入代金・手数料などに使えます。また、NISA口座での取引にも対応しています。そして楽天証券の「超割コース」なら手数料の「1%」がポイントバックされるのでお得です。銘柄も「3,500以上」のなかから選べます。ポイントと現金の併用の設定は最初に済ませておけば取引のたびに設定手続きをしなくても良いので便利です。
③バイナリーオプションでポイント投資
まず「バイナリーオプション」とは聞き慣れない言葉ですよね。こちらでも購入金額の一部、または全てに楽天ポイントが使えます。「バイナリーオプション」とは?ざっくりいうと「特定の時間」に「特定のレート」が「指定したレート」よりも「高いか・安いか」を予測する取引です。ちょっと素人では手を出しにくいですし、F X口座やバイナリーオプション口座を別途持つなど面倒な部分もあります。
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実際にポイントで投資してみよう
それでは実際にポイントで投資をしてみましょう。
何ごとも「習うより・慣れろ」です。
いろいろと考え過ぎるよりも実際にやってみたほうが理解が深まるというものです。
例として「投資信託」をポイント投資する手順をみていきましょう。
投資信託でポイント投資する手順
ここではあたなが「楽天証券」に口座を開設している前提で説明いたします。
手順1 ログインして投資信託を選択
手順2 投資信託の銘柄を選ぶ
最初はとくにお目当ての銘柄などないと思いますのでここは素直に心の声に従ってみましょう。
「スポット購入」をクリックして銘柄選択パターンのページに進みます。
「ランキングを選ぶ」を選択すると様々な優良銘柄のランキングが閲覧できます。この中から良さそうな銘柄を選んでみましょう。
特にオススメなのが「赤枠」囲っている部分の銘柄です。一番上の運用タイプ別ランキングは個人的にあまりお勧めしません。管理手数料が高いなど、どちらかというと運用側のメリットが多い銘柄なような気がするからです。
文字が小さいので「赤枠」部分を拡大してみたのが以下の画像です。
↓ ↓ ↓ ↓
こちらのランキングをみると「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が圧倒的な人気であることが分かりますね。
ちなみにわたしも楽天証券での「つみたてNISA」でこちらの銘柄に投資しています。
この銘柄はなぜ人気があるのか?というと、まず「圧倒的に信託報酬が低い」というところでしょう。「信託報酬」とは管理手数料のようなもので「報酬」を運用してくれている側に支払うことを指します。決して私たちが頂けるわけではありませんので「低ければ低いほど」わたし達にはお得なわけです。
手順3 銘柄の内容を確認する
それでは人気になっている「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」をクリックして内容を確認してみましょう。
信託手数料は「0.0968%」という低い信託報酬が魅力ですね。
ちなみ「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が圧倒的な人気なわけはもう一つ。前回の記事でも述べたとおり「アメリカの優良企業500社の指標」なので日本とは規模が違う経済的有利性があるためと思われます。500社ですからそのうちの1社が変なことになってもその他の企業がまとまってカバーできますし、ダメになったり経営がかんばしくなくなると「容赦なく500社のグループから外される」という徹底ぶりです。さすがアメリカですね。そのような「健全な入れ替わり」のおかげで活性化が図れているとも言えます。
ちなみに別の銘柄の手数料はというと、先ほどの「ランキング」のページで1位となっていた「ひふみプラス」という銘柄の「信託報酬」はどれくらいかというと・・・
信託報酬 比較
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)=「0.0968%」
- ひふみプラス=「1.078%」
その差は歴然。なんと12倍弱もの差があります。
まあ運用面で何か特別なメリットがあるからこそ人気もあるのでしょうが、永続的な銘柄ではないことは確かでしょう。
あなたも「信託報酬は率の低い」銘柄を選んでかしこく運用しましょう。
手順4 ポイント数を指定・注文する
このように①〜⑥までの項目を記入・選択を済ませましょう。
①買付金額を入力
(100円以上1円単位で99円は×、101円はOK)
②ポイントを利用するかどうか選択
③使用するポイント数を入力
④分配金コースを選択
(ここは再投資型を選択)
⑤口座区分を選択
(ここは特定を選択)
⑥目論見積にチェックを入れる
今回は例として楽天ポイントのみで「2,000ポイント」投資する内容です。
入力内容がよければ「取引暗証番号」を入力のうえ「注文」をクリック。
「注文完了」となればOKです!
念のため購入履歴を確認してみましょう。
しっかりと反映されてますね。
このように簡単にポイント投資できます。あとは増えるのを楽しみにコツコツ積み重ねましょう。
楽天ポイント投資 まとめ
いかがでしたか?
楽天証券ではこんなにも簡単に「楽天ポイント投資」ができます。
ちなみに最近のわたしの楽天ポイント投資信託の投資実例は以下のとおりです。
このように楽天証券での投資はすべて「楽天ポイント」となっています。
これも楽天ポイントが貯まりやすいというところが大きなメリットと始めやすさですね。
楽天ポイントコース設定に注意
楽天ポイントで投資するには「楽天ポイントコース設定」の正しい設定が必要です。
コースには2つのコースがあります。
- 楽天証券ポイントコース
- 楽天ポイントコース
設定といっても「どちらかを選ぶだけ」ですので、以下の画像を参考にしてみてください。
楽天ポイントで投資する場合は「楽天ポイントコース」を選択しましょう。
楽天証券からログイン後「マイメニュー」を選択します。
続いて「ポイント設定・SPU」を選択します。
現在のコースが「楽天ポイントコース」になっていればOKです。
もし「楽天証券ポイントコース」になっているようでしたら「コース変更する」のボタンをクリックしてコースを変更しましょう。
楽天ポイント投資 まとめ
- 余ったポイントを投資にまわそう
- ポイントの不足分だけ現金を使える
- 投資信託は「信託報酬」の低い銘柄を選ぶ
- 楽天ポイントコースを正しく設定する
普段の生活からどんどん貯まる楽天ポイントで気軽に投資ができるなんて便利ですよね。ただポイントを買い物に使うだけなら買って終わりですが、投資は「増えてくれる」可能性を秘めています。
統計では投資信託は一般の株式(特定企業の銘柄)に比べて長い投資になればなるほどマイナスになる確率は減るそうです。特に15年を目安に投資した場合は特にプラスに転じる確率は100%だそうです。(あくまでも一般的な統計ですが)
ですので投資には銘柄えらびも含めてあくまでも「自己責任」であることを肝に銘じて日々の銘柄基準価額の「上げ下げ」に一喜一憂しすぎることなく穏やかな気持ちでコツコツ投資していきましょう。
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