与沢翼の書籍 「ブチ抜く力」
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昨日よりご紹介している書籍、「ブチ抜く力」の本日は第2章を解説します。
様々なアクションで「ブチ抜いた利益」を手にした与沢氏ですが、まだ「37歳」。
現在フィリピンで300平米・2億円の億ションに引っ越すとか。
*2020年2月22日の時点
(駐車場だけでも12平米あるそうです)
では早速、そんな与沢氏の群れない精神をひもときましょう。
①第1章(基本の法則)
すべての根底にある大原則
②第2章(ビジネスの法則)
人と群れるな。誰とも組まず単独で突っ走れ!
③第3章(投資の成功法則)
勝負は、チャンスが来る前から始まっている
④第4章(健康の法則)
一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる!
⑤第5章(情報収集の法則)
情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!
⑥第6章(未来予想の法則)
これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう!
②第2章(ビジネスの法則)
人と群れるな。
誰とも組まず、単独で突っ走れ!
いきなり投げかけられます。
つまり ”独り” になる覚悟。
一人だと自由だが、その反面「努力・責任」は全て自分一人で引き受けなければならない。
その「覚悟」である。
「会社や強者に依存する生き方」はもう終わりにしよう
人間だけでなく、社会・現代において「会社や強者に依存する生き方」はもう終わりにしよう〜そう与沢氏は訴えます。
確かに私も社会人になる直前は、自分が何を本当にやりたいのか分からず、とにかく就職するなら「少しでも有名な会社、皆に知られている会社」から候補をあげていました。
これこそ「会社に依存」していたと言えます。
その会社に入った理由が「有名だから」とは何とも我ながら情けない。
まぁ 新社会人の頃ならまだしょうがないにしても、ある程度経験を積んで世の中のことも分かってきた。
そしてやりたい事もおぼろげながら欲も出てきたならば、自分を見直すチャンス。
別にいまの会社でやりたい事ができていて生きがいを感じられるならそれが最高といえるでしょう。
また、「自分はこの会社の社長になる」のような会社を引っ張っていくという野心があれば突き進めるでしょう。
もしそうでなければ「会社」という一見安定した組織に属しているよりむしろ危機感を持ってやりたい事を仕事として育て、行動し続けるほうが充実した人生と言えます。
忘れないようにしたいのは、自分がその会社にいる意義、「本当にこの会社に入って良かったのか?」という疑いと「自分はいつ会社を放り出されてもやっていける」という覚悟を持つよう与沢氏は説いています。
ではいきなり起業といってもいきなりは難しい場合もあるでしょう。
まずは副業という形で始め、本業の給料以外からの収入源を得ることで会社への依存度を少しずつ下げてみましょう。
たった数万でも本業以外から収入を得られれば立派なものです。
自身となり、じぶんの意外な能力をひき出すことにもつながるかも知れません。
”副業禁止” という会社も多いでしょうが、それをいちいち守っていたのでは
ハッキリ言って何もできません。
こっそりやるくらいの「したたかさ」を持たないと家族を守れません。
(ハッキリ言って皆やってます)
どうせやるなら「早く動く事」をオススメします。
ポジティブな「職権乱用」「公私混同」もすべき
「職権乱用」といっても罪を犯せといっているのではありません。
要は「使えるものは、最大限うまく使え!」ということです。
それは今いる立場で活用できる、「人脈・技術・教育・市場・・・」とにかく全てです。
正統派のままで常識的な範囲で結果を出すには限度があります。
まわりよりも「突き抜ける」ためにはズル賢さもしたたかさも大きな武器となります。
そして私の経験上、それくらいのほうが可愛がられます。
ごちそうしてもらえます。
好かれて「懐に入りやすく」もなります。
いつまでも同じやり方で同じようにやっていては結果も同じ、進歩しません。
「カゴの中のバッタ」になるな!(ラットレースにはまる罠)
バッタは小さなカゴの中で育てられ続けると「自分はこのカゴの中の世界しかない」と錯覚し、カゴの天井の高さまでしか飛べなくなるそうです。
この例え話を人間の世界でも当てはめて与沢氏は続けます。
高校を出たら大学に進学して就職して「一斉に入社」する。
同じような格好・時間帯での仕事、同じような家・車を買って65か70まで働く。
このプロセスに対して何の疑問も持てなければ既にあなたは「カゴの中のバッタ」になっているのかも知れないというのです。
確かに「あたりまえのこと」と思ってしまいますが、人生はこの通りじゃないと生きて行けない訳ではないですよね。
現にあの有名な、
「月収7桁を稼ぐ不登校中学生」
キメラゴンを名乗る怪物もいるくらいです。
(あ、いまはもう月収8桁ですよね・・・失礼しました)
「こうじゃなきゃいけない!」ことは無いのです!
自分の意思でもなく単に「みなそうしてるから」といって受験勉強しているより、またはいい歳した大人よりよっぽど立派に
「自分を生きている」と思います。
これは「稼ぐお金の問題」ではありません。
彼(キメラゴンさん)はただ漠然と稼いでいる訳ではありません。
そうなるべき「プランとプロセス」を忠実にこなし、それが「正しい方向性・正しい努力」だったからこそ圧倒的な結果を出し続けているのです。
まさに「カゴの中のバッタ」とは真逆のマインドの持ち主でしょう。
長い間おなじ組織に属していると、気がつけばカゴから出ようとする気持ちもエネルギーも削ぎ落とされて他人の作った価値観のなかで「自分の貴重な労働力と時間」を搾取されて一生を終えることになってしまいます。
今の状況を疑い、脱出を試みましょう。
ブチ抜き続けるには一発逆転は狙うな。「拡張性」を考えろ。
過去に十分すぎると思えるほど稼いできた与沢氏ですが、突っ込むだけではなくじつは慎重な一面もあります。
得てして起業ビジネスで成功しようとする人は「一発逆転」を狙いたがる。
もしそれが「偶然」当たったとしてもそれが真理だと勘違いしてしまい、成長を阻害する原因にもなると言います。
一度の偶然による成功体験により植え付けられた誤った考えが将来に渡ってあたなの足を引っ張り続けます。
引用:(第2章:ルール11より)
稼げる仕組みとは「継続性・再現性」のあるものでなくては意味がありません。
いっときの歓喜で終わったのでは人生を長く楽しむことはままならないでしょう。
「儲かるようにした仕事を 長く続ける」
与沢氏は人生を楽しむ最大の秘訣をこのように記しています。
そして続けるだけでなく、いかに別の方向に拡げていけるのか?
ビジネスの「拡張性」を考える必要があるとも言っています。
その為には一旦、築いたものから少し離れた目線で発想を変え、工夫する必要があります。
やはり自由度が大切になってくるのでこの面でも組織のしがらみがない独力のメリットは大きいと言えます。
種をまき続け、どんどん失敗を積み重ねよう
「今、あなた自身は何か種を蒔いているでしょうか?」
与沢氏は問います。
たとえ蒔いた種が全て花を咲かせる事がなくても「思考停止」にだけは陥らないように。
そして自らの成長のためにも挑戦し続ける。
その過程では「失敗」する事もあるでしょう。
でも失敗しなければ得られないものもありますし、「あの時失敗したからこそ同じ失敗をしない自分がある」と思える事もあるでしょう。
失敗しない人はいない。
失敗してあたりまえ。
別に命を取られる訳では無いのですから。
いかがでしょうか。
まだ「6章あるうちの2章」ですがこれまでを振り返ってみると
「思考停止」するな!
挑戦しろ!
本書をとおして与沢氏からこのように言われているような気がします。
わたし達も決して「カゴの中のバッタ」になることなく挑戦し続けましょう!
*次回は「第3章」です。