与沢翼の書籍 「ブチ抜く力」
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5日間にわたりご紹介している与沢翼さんの書籍、
「ブチ抜く力」
本日はとうとう最終章の第6章を解説します。
これまで様々なエピソードをご紹介してきましたが、私が与沢氏を知るきっかけとなったのは何といってもこの件。
JR広告ジャック!
つまり自分の広告をJRに出したワケです。
何の広告かというと自分が執筆した著書の広告です。
その著書の名も
「秒速で1億稼ぐ条件」
いかにも与沢氏らしい。
しかも真っ黄色でド派手な広告はインパクト抜群でした。
2013年の1月13日からの2週間という期間でした。
もう電車内も異様な雰囲気。
与沢氏の「顔」「顔」「顔」
ハッキリいってあの頃のあの広告は好き嫌いが分かれる・・・
というよりも喰いついたのはマスコミだけだった雰囲気でしたね。
当時の与沢氏はいろいろ言われていました。
その期間(2週間)にかけた広告費は
なんと3,800万円!
関東のJR全線と一部地下鉄にも大々的に貼り付けられていました。
もう、黄色で目がチカチカするほど。。。
そんなド派手な絶頂期から翌年2014年に経営破綻をおこしたワケなので、またもやマスコミはこぞって取り上げました。
そこからのカムバック!
無一文から未来の復活劇を信じて突き進んだ与沢氏。
その根底には「絶対戻ってやる!」という熱い魂と、
「これから世界で起きること」を見据える冷淡でクレバーな読み解く能力。
その両輪がガッチリ噛み合っての「読み通り」の復活劇です。
まだまだ想像をこえるようなエピソードは尽きませんが、最終章をひもときましょう。
①第1章(基本の法則)
すべての根底にある大原則
②第2章(ビジネスの法則)
人と群れるな。誰とも組まず単独で突っ走れ!
③第3章(投資の成功法則)
勝負は、チャンスが来る前から始まっている
④第4章(健康の法則)
一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる!
⑤第5章(情報収集の法則)
情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!
⑥第6章(未来予想の法則)
これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう!
第6章 未来予想の法則
これからも続く「個人の時代」
最終章の冒頭、今わたし達がさらされている時代とこれからの近未来を与沢氏は予想しています。
以前の社会というと終身雇用制でひとつの会社を勤め上げるのが当たり前。
「企業組織」という大きな船に例えるなら「この船から絶対おちてはいけない」と必死にしがみついていたイメージです。
それがインターネットが普及し、携帯からスマホへ。
これらの登場で「個人の影響力」が爆発的に拡大しました。
また、与沢氏のあげる一例では仮想通貨に投資をしている人のうち95%が100万以下の資金で投資をしているとのこと。
何を示すかというと「小口」であるということ。
現在は仮想通貨にかぎらず、小口の投資家があつまって大きな影響力を持つようになった。
昔のような時代なら取るに足らない存在として軽視されていた「一個人」が集団になって世のトレンドを作ることもある時代だということです。
出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない
与沢氏が今の状況を手にできたことも、この「個人の時代」という潮流に「素直に」乗ったからだそうです。
その潮流にあるビジネスチャンスの「種」はいま世の中で起きていることを考えればどこからでも見つける事はできると与沢氏は記しています。
それを踏まえて、ひとつ与沢氏の過去の事例を簡単にご紹介します。
じつは与沢氏は会社倒産は2014年が初めてではありません。
大学在学中にアパレル通販会社を起業。
その3年半後に月商で1億5000千万の会社にまで育てました。
その後、渋谷109などの一等地に7店舗を出店するも6年目に「倒産」をしているのです。
そして2011年にネットビジネスに目をつけます。
わずか10万円の元手資金を武器に。
そして何と!
たった半年で「7億円」を稼ぐ・・・
というように、常に世の中のトレンド、変化、次にくるのは何か?
を常に観察・分析してチャンスを伺っていたようです。
変化に気づいた人はいつの時代も儲けのチャンスを見出せるという所以ですね。
ところが「ガンコ」な人はそれができません。
もちろん「良いガンコ」ならいいのですが。
例えば自分の決めた目標にとことんこだわり、これをやる!と決めたことにやり抜くガンコさ。
これは最高のガンコでしょう。
ところが「ただのガンコ」は変化に気付いても今までのやり方が正しいと「過去の成功体験」を引きずってしまうのです。
また、もっとひどいのは「変化に気づかない」鈍感さ。
「やる・やらない」以前にそのままやり過ごしてしまう。
そのような「私には関係ない」という思考停止のままで、未来に向けた準備などできるでしょうか?
危機的状況に陥るのは変化しなかったその人自身なのです。
「進化」は常に「変化」から生まれます。
変化に対応することが必要なこの時代
現状維持は後退です。
依存しすぎるな。自分で決めろ。
何かをはじめようとするとき。
何かを変えようとするとき。
人はよく周りの知人といえるある程度こころを許した他人に相談することもあるでしょう。
わたしも過去に職場の先輩に転職を相談したことがありました。
高卒で社会人として初めて勤めた会社で3年経とうとしていた時です。
以前からその会社の仕組みや現状に「おかしいんじゃないか?」
「もっとこうすればいいのに」
などと思っていたものですからしょっちゅう周りの先輩達に投げかけていました。
でも皆、決まってこう言うのです。
「そういうものなんだよ」
????
答えになってないじゃん!!!
しかも何もしないの?
何も感じないの?
いつもそんな事の繰り返し。
さすがに限界を感じはじめた私は一番かわいがってくれていた3つ上の先輩に「転職」することを相談しました。
転職のためのいいアドバイスが貰えて励ましてくれると思っていました。
ところが帰ってきた答えは・・・
「無謀だ」
の一言。
ちょっとショックでした。
もっと親身に聞いてくれる関係をきずいていたつもりでした。
わたしは結局、その会社を入社から丸3年で辞めました。
わたしの場合、
その会社に残るほうがよっぽどリスク
だったのです。
そしてその約5年後、その会社は無くなりました。
このように、一見「あなたのため」と思って助言をしているようでも本音は「転職していい会社に行かれるとムカつく」「後輩に収入で逆転されたくない」というような嫉妬があったり「このままでいてくれた方が都合がよい」など自分の都合を押し付けていることも多いです。
与沢氏もいうとおり、ほんとうに心底あたなの事を真剣に考えて助言をしてくれているのは「財布が同じ」身内ぐらい。
もし同じ失敗するにも「やらずの後悔」より「やってからの後悔」の方がよっぽど清々しいです。
仮に失敗した場合、失敗直後は「やらなきゃよかった」と後悔することもあるかも知れませんが
「行動をおこす」ことの素晴らしさは「経験」が残ります。
少なからず「スキル・力」となって残るでしょう。
そしてそのことに対して「語れる」。
対して「やらずの後悔」は何が残るか?
ただの後悔しか残りません。
やらなかったから未知のままで一歩も進めていません。
与沢氏も以下のとおり切り捨てます。
自分の求めている道で苦労するなら価値もありますが、自分が全く求めていない道で苦労しても意味がない、
時間の無駄という事です。 (引用:「自分に合わないものやストレスになるものを切り捨てよ」より
少しまえの日本といえば、同調や自制が美徳のように言われていました。
右むけ 右
これが過去の日本です。
いまの時代は与沢氏のいうように「個人が影響力を持てる」時代。
我慢するより一歩踏み出したほうがモヤモヤしないで爽快ですね。
良いアドバイスは素直に聞き入れ、自分の行動の邪魔になると判断したなら聞くだけ時間の無駄。
「その他大勢」側にひき寄せられて貴重な時間と行動を妨げられないように!
どれだけ嫌われたって、批判されたって、
いまあなたが魂込めてやっている、やろうとしている事は誰のものでもないあなたの人生。
たった一度きりの人生です。
あなたの人生を生きましょう!