もしも一年後,この世にいないとしたら
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大切な事を先延ばしにしていませんか
本書は冒頭からこのようにわたしたちに突きつけます。
きっと今までの人生を振りかえってこの言葉に覚えのない人はいないでしょう。
どんなに「やりきった」という人も、かつては「ムダな時間」とおもえることに費やした覚えのない人はいないと思います。
もちろん私もた〜〜〜くさん「ムダな時間」を費やした一人です。
今回ご紹介する書籍は題名の通りで、
たやすく内容が想像できる事でしょう。
ですからいきなり「まとめ」です!
要約すると・・・・
いきなりのまとめ
①あたなが思うほど時間はない
②死んだらやりたいこともできない
③今を精一杯生きないと後悔する
④やりたい事が出来ているか
⑤大切な人を本当に”大切”にしているか
さっそく「まとめ」から入りましたが、大きく①〜⑤について本書の概要をご説明します。
テーマが少しだけ重いため、今回は「序章」のご紹介です。
あなたが思うほど時間はない
著者は精神腫瘍学(がんとこころに関する学問)を専門とする精神科医だそうです。
名前は「清水研」さん。
2003年から国立がん研究センター中央病院に勤務とのことです。
清水さんは毎年200人ほどの患者さんとそのご家族とお会いしているので、のべ3,500人以上の方々とお会いしているそうです。
その仕事をつうじて教えていただく事が山ほどあり、自然とじぶんの命について考えさせられることになったようです。
とくに「生きている時間」に対して。
「たいして自分にとって大切ではないこと」
そして
「後回しにせず取り組んだ方が良い大切なこと」
これらを区別して考えられるようになったそうです。
冒頭のことば、
「大切なことを先延ばしにしていませんか」
これはイコール、
「そんなに時間はないよ」
「今のうちにやっときな!」
と言われているということ。
でも、こんな大切なことは
「だれも言ってくれません」
これは「先延ばしにしている」ことを知っている、
あなたの内なる声なのです。
みんな、今日のような日が「明日も」、「あさっても」、そしてまた10年、20年とあたり前のようにやってくると思っています。
そんなことだから自分にとって「大切なこと」や「たりたいこと」も
- 「そのうちやろう」
- 「この仕事がひと段落したらやろう」
- 「定年後の楽しみにとっておこう」
このように「先延ばし」にしてしまいます。
そしてとくに、いまの生活や仕事に不満をもっていたりすると
「副業、または、変わりたい」
などと思いがめぐっても、変化の「不安のほうが勝って」しまって今の充実していない環境に甘んじてしまう。
せっかくあなたの「内なる声」が、
「時間がない!やるなら今だ!」
と訴えかけているのに「自分を信じきれず」に
「いま無謀なことをしたら人生を棒に振ってしまう」
などという声のほうに、楽な「現状維持」におさまり現在に至るをくりかえすのです。
でも「100%」そう思っているのではなく、結局は
「自分にいい聞かせているだけ」
今できなければ、明日もできないのです。
今、生きている時間を大切にしている人は少ない
「感謝してますか?」
いま現在、じぶんが健康であること。
そして家族も入院しておらず、通院もしていない。
これは本当に「奇跡」だという事をほとんどの人が認識していません。
あたり前に空気を吸えて、おいしく食べる、眠ることができる。
このような生きるうえで「当たり前」と思わず
「ありがたい」
と思っている方が何人いるでしょうか?
なにか一つでも欠けて、はじめて「ありがたかった」と思うのでは先にあげたように、
「今日のような明日はしばらくくるはず」
と思って日々過ごしているのと一緒です。
自分がうごけなくなったり、家族が入院したりして仕事とそのほかの「時間」をそちらに振り分けるようになるなど、いつなんどき状況が変わるか分かりません。
「動けるうちにやる」
「親、家族が元気なうちに何かをしてあげる」
いま一度、有限な「時間」を、そして今を大切に生きることにフォーカスして行動することの大切さを知りましょう。
そのためにすべき事は?
自分のため、人のため、家族のために
いまこの時を大切に生きましょう。
そして行動をしましょう。
*次回は本編に触れていきます。
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