第1章 人生を変える力はあなたの中にある
今回はいよいよ本編をご紹介するオススメ書籍
前回の記事ではエピローグをご紹介
しましたが、今回は第1章
「人生を変える力はあなたの中にある」
この章を紐解いていきます。
コンサルや研修講師その他さまざまな
顔とスキルを持つ青木仁志さん。
青木さんの書籍は多くのビジネスマンや
アスリートの心の支え、そして実践する
為のバイブル的な役割をはたしています。
まさにバックボーンです。
この本で学べること
- 同じ事の繰り返しの自分に気づく
- セルフイメージ力の高めかた
- 新しい自分のつくりかた
- 現状からの抜け出しかた
- 心のメンテナンスを学べる
- 信念へと昇華させる自信
青木さんは北海道の函館市に生まれ、
高校も中退して溶接工の「見習い」から
社会に踏み出した苦労人です。
ここから「自分はできる」と発起して
スキルを磨き続けて今のような華々しい
地位を築いたのです。
いかに「信じる力」が私たち人間の人生を
大きく変える力だという事がわかります。
それでは本書のご紹介です。
思い込みを変えれば、人生は必ずよくなる
そもそも「自信」とは何なのでしょう?
辞書には以下のように記載されています。
- 「自分の価値や能力を信じること」
- 「自己を信頼する心」
- 「自己の考えが正しいと信じる気持ち」
そして青木さんはこれをもう一歩突き詰め
て下記のように定義づけています。
自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である。
その人の、その人自身の、
・・・ということは、
自信の「有・無」を決めているのは他の
誰でもない、あなた自身ということです。
もしもあなたが
「自信がある!」
と思えればそこに自信は存在し、
「自信がない・・・」
と思えば消え去ります。
シンプルな思い込みです。
青木さんはこの思い込みについて、研修
した受講生にこんな質問をしたことが
あったそうです。
ここに「水を入れたコップ」があります。
「これは何ですか?」
質問すると誰もが「コップ」と答えます。
では「水」ではなくて「ボールペン」を
差してみたらどうでしょうか?
「本当にこれはコップですか?」
ここで皆が戸惑うようです。
目の前にある器を「コップ」と定義すれば水を飲むための道具となりますが、ペンを入れると「ペン立て」になります。
つまりそこにある「器」の使用目的が、
使う人の解釈によって限定されることに
気づくのです。
それと同じことが「自信」にもいえる
と言います。
「自分」という人間をどのように捉え、どのように解釈するかによって、自分の価値や評価、役割は違って見えてくる。
- 「自信がある」
- 「自信がない」
どちらも正しいです。
その人の思い込み・解釈ですから。
しかし、どうせ同じ「思い込む」なら
「自信がある!」と思い込むほうが
より積極的になれるし考え方も行動も
変わっていくと思います。
「自信がない」と思う人は、まずはこの
「思い込みを変える」ところからスタート
して取り組んでいきましょう。
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セルフイメージを高める
自分を信じるにはまずは自己のイメージ
「セルフイメージ」を高めることが
何より必要です。
「自分はクズだ」
なんて本気で思っていたら自信を持つ
なんてほど遠くなります。
自分で自分に可能性を閉ざすフタをせずに
「理想の自分像」をイメージしましょう。
人は自分の自己イメージに合った「生き方」「職業」「パートナー」「報酬」「仲間」などを選ぶ傾向にあります。
このため、高い自己イメージを持った人ほどよい方向へ、低い自己イメージを持った人ほど悪い方向へ進んでしまうことが起こりえます。
「自分を信じられる人間」は
「自己信頼感の強い人間」である。
自分の行動に責任を持ち、言い訳をせず、
自分の役割を強い責任感で果たそうとする。
これは自立した人生を意味します。
「他者に依存しない自分の人生」
まわりの人や環境のせいにせず、いまの
自分を強く信じて出来るまでやり続ける
ためにもよい習慣づけをし、悪い習慣を
断ち切りましょう。
そうはいっても自分はどうしても
自信が持てないというような、
自信がない人が自立した世界へ入るには
「自分の選択に責任を持たざるを得ない状況を経験すること」
一見、「責任を持つ」というとつらそう
だとか、プレッシャーだとか思いイメージ
を持つかも知れませんが、
「責任こそ自由を与えてくれる」のです。
わたしの経験上、責任を感じることで
やりがいを感じられ、信頼感や存在感を
得られ、必要とされたいという欲求も
満たされます。
責任をひき受けてこそ、
人生にハリが生まれるのです。
どんどん責任を引き受けましょう!
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長期的に捉える視点を持つ
他者に依存せず、甘えを断ち切って
自立した人生を実現するには
「長期的に物事を捉える視点」
が必要だと青木さんはいいます。
自信の持てない人は「目先の事」しか
考えていないからだそうです。
私たちが抱く感情には2つあります。
- 「苦痛感情」
- 「快楽感情」
当然ですが、わたしたち人間は
楽なほうへ流れがちです。
苦痛をさけたいのは誰しも同じでしょう。
ただし、苦痛をさけて自分の出来ること、
会いたい人、やりたいこと、などに偏って
いてはいつまで経っても「自分への自信」
を得らないばかりか、
- 「なりたい理想の自分」
- 「達成したい何か」
- 「到達したいどこか」
このような自己欲求を満たすことは
不可能といえるでしょう。
勇気を出して ”1歩” ふみ出す
人間だれしも理想やこうなりたいなどの
願望は持っているものです。
しかし正直に向きあってそのための行動
を実際にふみ出す勇気が持てないことの
方が多いと思います。
私たちは生まれた時から
「はじめての連続」
という経験を積んできたはずなのに・・・
いつの間にか
- 「わたしには無理」
- 「願望をあきらめろ」
などと自分に言い聞かせているのです。
もし、あなたが「本当にやりたい」
と思っていることがあるとしたら
「自信があろうが・なかろうが」
やらない理由は何なのでしょう?
本書では青木さんがわかりやすい例を
あげてくれています。
初めて赤ん坊を産んだ母親の例です。
自信があるから、子どもを産んだわけではありません。
自信があるから、子どもを育てているわけでもありません。
「わが子を立派に育て上げたい」という自分の願望に正直に、何の経験もないところから精一杯できることに取り組んでいるだけです。
まさに前述した「責任を引き受ける」に
つながる例ですよね。
「こうありたい」と思う気持ちがあるの
なら考えているヒマなんかありません。
向かうべき方向に足を踏み入れて
実行するしかないのです。
だれも背中なんて押してくれません。
やるもやらないも「あなた」なのです。
うまくいくかどうかは後からついてくる
ものですから、気にすることはない。
まずは「没頭」してやり続けましょう!
第1章のまとめ
①「思い込み」を変えてみよう
②セルフイメージを上げよう
③どんどん責任をひき受けよう
④目先ではなく長期的視野を持とう
⑤行動することで自信をつけよう
さまざまな逆境を乗り越えてきた青木さんの書
ぜひこの自粛ムードで自宅に引きこもる
ことが多いなかで、本書を読むことで
時間を有効利用することをお勧めします。
もうすぐGWですが出掛けられない世の中
という風潮が完全に覆っていますね。
そんな中でもそれぞれ「楽しみを見出し」
明るく切り抜けましょう!
次回は「第2章」をご紹介いたします。
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