「思考は現実化する」あきらめなかった人々
前回記事のプロローグにつづき、今回はいよいよ本編のご紹介です。
今回ご紹介するのは
第一章〜第三章まで
まずは全体の目次、全章はこのようになっています。
本書の目次(全章)
ナポレオン・ヒルが最後に書きたかった本
第一章
内なる自分へ〜最後のフロンティア
第二章
どこまでも羽ばたく想像力
第三章
震えるような願望
第四章
心の壁を突き破る
第五章
何としても粘り抜け
第六章
最大のチャンスは常に自分自身の中にある
第七章
熱中したふりをする
第八章
ロックフェラーが本当に欲しかったもの
第九章
六文字の魔法の言葉
エピローグ
外なる世界へ〜人類の偉大なる発見
あの有名な
「ナポレオン・ヒル」の哲学をまとめた著者である
「デニス・キンブロ」の書籍のご紹介です。
1970年に亡くなるまで非常に多くの書籍や体系化プログラムを構築しているナポレオン・ヒルの最後の未刊の書です。
本日の項目は以下のとおり。
- 第一章
内なる自分へ〜最後のフロンティア - 第二章
どこまでも羽ばたく想像力 - 第三章
震えるような願望
今回の記事は以上の第三章までですが、あまりにも至極のことばが多すぎてわたしの電子書籍はライン引き放題という状態です。
前回のプロローグでは、人種・信条・社会的階級に関わりなく誰にでもチャンスは与えられる。
「成功するもしないも自分次第」
ということに触れました。
実話である「ダイヤモンドの土地」ですね。
「思考は現実化する」あきらめなかった人々 本日はあの有名な 「ナポレオン・ヒル」の哲学をまとめた著者である 「デニス・キンブロ」の書籍のご紹介です。 本書の[…]
第一章では何かを「はじめるキッカケ」そして「旅立ち」をテーマにしています。
人生で本当に価値のあるものとは?
それはお金で買えるものではない、「無料」のものだといいます。
はたして何なのでしょう?
第一章:内なる自分へ〜最後のフロンティア
人生で本当に価値のあるもの。
著者は次のように定義します。
人生で本当に価値のあるものは、すべてタダで手に入る。
理性、感情、体、希望、夢、知性、家族の愛、このとても金では買えない財産はすべて無料なのだ!
皮肉なもので、金で手に入るものは取り替えが利く。
たしかに金で手に入れたものは、金さえあれば
「また買えばいいや」
と換えが利きますよね。
それに対して、上記のものにはすべて「心」がかよっています。
そこには自分を形づくる「見えないカタチ」があるはずです。
絶対にゆずれないものや、受入れられないもの、見すごせないもの、許せないもの、などなど・・・
それこそ自分が生きていくなかで「本当に大切で価値がある」ものだと気づかせてくれます。
にんげんは「肉体を持った精神」なのです。
人は毎日、自らの運命を書き換えている
この言葉にもハッとさせられました。
たしかに今、この時もわたしたちは「自らの運命」を書き換えていることになるのです。
おなじ、いまこのときの行動
- 昼寝していても
- 自分を高めるための行動も
- 食事をしているときも
- 読書をしていても
いま仕事以外に使うことの出来る時間があるとすれば何をするか?
例えば、おなじ睡眠するにも「最高の睡眠」を、そして食事もカラダを作るわけですから「害のないもの」や「なるべく負担にならない」ものを食したいものです。
私たちは「常に選択しつづけて」この ”今という時間” を生きているのです。
いまの行動によって、この先1ヶ月後、1年後、3年後、やがては10年後のじぶんが変わってくると思うと大切につかいたいですよね。
思考とは人がコントロールできる唯一のもの
この言葉にも迷いをふり切るチカラがあると思っています。
私たちはうまくいかない時、だれが悪い、環境が悪い、会社が悪いと周りのせいにばかりする傾向があります。
しかしそれを言ってみたところで何も解決できないですよね。
たとえばゴルフ当日の朝、雨が降っていても
「なんでだよ〜」
「雨のゴルフなんで嫌だ」
と思っていつまでもグジグジしてみてもラウンドするに変わりはありません。
どうせやらなきゃならないのですから、レインウェアを着て心を切り替えるなど、自分でコントロールできないことに振り回されないようにしたほうが賢明です。
何より一緒にラウンドする人たちに失礼です。
雰囲気がわるくなりますし。
だから「思考」をコントロールしましょう。
どうせ同じ時間をつかってやるのですから「楽しい」ほうが有意義にきまっています。
あなたが「考え方を変えれば周りも変わります」
そして人生も変わることにもつながります!
とりまく環境に一喜一憂せずに、その環境にどう対応するかが重要。
その対応があなたの人生を大きく左右します。
第二章:どこまでも羽ばたく想像力
想像力とは?
こうなったらいいなぁ、
何でこうなることになっているの?
もしこうしたらどうなるのか?
考えてみれば、いま世の中に存在するすべてのこと、ものが「こんな些細な疑問や興味」から生まれたものなんですよね。
たとえばスマホだって、指でフリックすると画面が動く!
文字に指を長くおいていると「選択」できて文字をコピーまでできてしまう。
TVだってスゴイのに、画面をつまんだり、広げたり、すべては「想像力」からの賜物ですよね。
想像力は知識よりも重要
著者はこのようにいいます。
「想像力とは神が我々に与えられた中でも最も有益な道具だ」
すべては「想像する」ことから形になっていくのですから本当にスゴイことなんですね。
わたしたちもこの「想像力」から「アイデア」につなげて行動をおこせば何かスゴイことが出来るかもしれません。
その想像もできないような大きな可能性を、わたしたちは持っているのです。
そして「知識」には限界はありますが「想像力」には限界がありません。
そして想像力を働かせてアイデアや行動につなげるための「心の持ちよう」は次の3つだと著者は推奨します。
- 絶えず考えること
- リラックスすること
- 望むものを既に手にしている自分を思い描くこと
①自分が望むものを繰り返し考える。しかしただ考えるだけではダメ。
「明確に」「興味を持って」
これが重要です!
②アイデアを ”ひねり出そう” と必死になると思わぬ失敗をまねきかねません。
こころを静かに整え、おだやかに。
③一番の目標をイメージして、「すでに自分が理想の自分になている」気持ちを具体的なイメージを持って、強く、気持ちを込めて想像しよう。
成功を想像する
今日のあなたの思考パターンが、明日のあなたを変える。
どのように想像し、考えるかで行動だけでなく、向かうべき方向性まできまってしまいます。
どんなにガツガツ行動しても向かうべき方向性が間違っていたら、せっかくの「努力」も、ただの「苦労」に終わってしまいます。
まさに思考パターンは未来のわたしたちが向かうべき道を正しく導いていくかどうかのカーナビのようなものですね。
くれぐれも入力ミスは避けなければ!
そして向かうべき先には、やはり目的があって初めて行動することの原動力となります。
その目的にもっとも寄与してくれるのが「夢や欲望」ではないでしょうか?
「人は自分が夢みたもすべてを手に入れるわけではない。
だが、夢をみなければ決して偉大なことは成し遂げられない」
わたし達はその夢に向かって、すでに実現したかのように強くイメージして、そうなれると強く信じて行動していきましょう!
第三章:震えるような願望
あなたが強く望むものは何だろう?
もしあなたの周りから空気がどんどん減っていったら?
このように真っ先に望むでしょう。
「空気をくれ!」
「息がしたい」
このような心の状態になるような「強い願望」を持てるでしょうか?
要は、あなたの「なりたい自分」はこれほど切実に、心底ねがっている目標なのか?
成功の秘訣は、いま息が出来なくなりそうで、
このままではいけない!
何とかしなければ!
このように「強く望む」「強く求める」そして
窒息しそうな人が空気を欲しがるように
「欲しがらなければならない」
それが「成功の秘訣」だといいます。
すこし極端かもしれませんが、歴代の成功者はみな ”必死” に望んで取り組んだからこそ為し得たものだと思います。
あのソウルオリンピックで、金メダル3個を獲得した女性アスリート
フローレンス・ジョイナー
はその前のロス五輪で「2位」になった悔しさから自らの目標を決めます。
金メダル3個必ず獲る!
銀行に勤めながら自らにきびしいトレーニングを課し、それでもタイトなのに生活に困ると近くの美容院夜の仕事を無理やり押し込んだ。
そんな過酷なスケジュールを
なんと4年間も!
まさに「強烈に欲しがった」ワケです!
その後の彼女の言葉です。
「成功のはしごも、頂上は空いてるわ」
そしてジョイナーは続けます。
どんな分野でも勝者になるには、次の3つの要素が必要だといいます。
- 自制
- 努力
- 願望
自分で欲しい、獲るんだと決めたもの、ことに対して今と同じことをしていたのでは目標に近づくこともできない。
何かやめるべきことをガマンではなくすっぱりやめる。
そしてやるべきことおいてはいっさい妥協しない。
続けられるように願望をもち続ける。
ただ「何かをしたい」とか、「手に入れたい」とかでは不十分。
猛烈に!
「したい」「欲しい」
と思ったからこそ獲得できた3つの金メダルです。
あなたの望むものは何ですか?
人生の悲劇・不幸・不運・恥・罪とは
第三章の最後に、人生のなかで味わいたくない気持ちや感情について著者は説いています。
文面は以下の通り。
心に留めておかねばならない。
- 人生の悲劇とは目標に到達できないことではなく
到達すべき目標がないこと。
- 不幸とは夢を実現できずに死ぬことではなく
夢を描かないこと。
- 理想に到達できないことが不運なのではない。
到達すべき理想がないことが不運なのだ。
- 星に手が届かないことが恥なのではない。
手を伸ばすべき星を持たないことが恥なのだ。
- 失敗ではなく志が低いことが罪なのだ。
第一章〜第三章の「まとめ」
①今この時も「自らの運命」を書き換えていることを知ろう
②「思考」をプラス側にコントロールしよう
③ 「明確に興味を持って」成功を想像しよう
④あなたの望むものを「猛烈に」欲しがろう
⑤人生の悲劇・不幸・不運・恥・罪を知ろう
誰と人生を共にし、どのように生き、何のために生きるか。
この3つの問いを自問すれば、わたしたちの求めるものへ続く行動のカギとなると著書は締めます。
「行動が幸福を連れてくるとは限らない。
しかし行動しなければ幸福はあり得ない」
わたし達のカラダを支配しているのは結局のところは
「心」です。
どのように、どのていど望むかで行動が変わるなら、とことん「欲しがり」ましょう!
人生一度きりなのですから!