(実話)オススメ映画レビュー【アルゴ】大使館とイランからの大脱出劇!アメリカとイランとの確執

  • 2020年3月22日
  • 2021年2月20日
  • 映画
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実話です!アメリカ大使館人質「脱出劇」

 

 

今日はわたしの「特に」オススメする映画の紹介です。


その映画の題名は「アルゴ」


 

すさまじいほど面白い映画です。

 

私は5回以上しっかり観ました。

 

ただ、実話ということと、「人質事件」という内容だけに

「面白い」というと不謹慎とおもわれる?

 

画像引用元:wornerblo.co.jp

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大まかなストーリーは以下の通りです。

 

映画のストーリー

 

舞台は1979年11月のイラン。
アメリカ大使館前にデモ隊が押し寄せてついに柵を乗り越え大使館内に侵入。

館内では危機をかんじたアメリカ大使職員たちが機密文書をシュレッダーにかけたりパソコン破壊などに追われる。鎮圧にあたったアメリカ海兵隊も一般人には発砲できずに50人以上が人質にとられてしまう。

その混乱のなか6人の大使館職員が館内から脱出し、カナダ大使の私邸に命からがらかくまってもらう事ができた。 しかし問題が。 

 

もし見つかったらアメリカ人だけでなくかくまったカナダ人大使や家族までも皆殺しになってしまう。そこでアメリカ本国では「人質救出作戦」を練り実行に移すことに。  その作戦とは? 
何と6人を「カナダ人の映画制作スタッフ」にでっち上げて救出するというもの。

砂漠がある「イラン」をロケ地にしたSF宇宙映画を制作するという”ウソ”をついて。
そして6人はその映画の監督、カメラマン、美術担当、脚本家などの”ウソ”の役割を与えられ「カナダ人」として振る舞い脱出をはかるのだが・・・・

 

映画「アルゴ」予告編

 


動画引用元:YouTubeシネマトゥデイ

 

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なぜアメリカ大使館が襲われた?

 

襲撃時の実際の写真


画像引用元:https://ja.wikipedia.org
そもそもなぜ、アメリカ大使館が「イランの一般人に襲撃」されたのか?

 

それは当時イランを治めていた、

「パーレビ国王」
(パフラヴィー国王とも表記されます)

とアメリカの関係が原因です。

 

この政権は、アメリカや欧米諸国の支援をうけて誕生した背景もあり、西洋化に大きく傾倒し依存していきます。

 

イスラム圏では珍しく、イスラエルとの国交を樹立するなど、現指導者の
「ホメイニ氏」などのイスラム法学者、指導者らの反発をかいます。

 

そこでパーレビ国王は「反体制派」らの弾圧を開始。
独裁色をつよめた国王はイスラム原理主義者らの投獄を強化し、市民や反体制派との対立は強まります。

 

1979年イラン革命

 

当時のイランはパーレビ国王によって西洋化を押し付けたり市民の生活はいっこうに改善されない。

そんな中たんを発したオイルショックなども関係してイラン市民の生活はくるしい状況。

 

それでも国王側はあいかわらずの「ぜいたく三昧」

 

パリから昼食を運ばせたり、王妃はミルクで身体を洗ったりするなど市民が貧困にあえぐことはお構いなし。

 

とうとう「かんにん袋」の尾が切れた市民、反体制派がひとつになり「反体制運動」が広がります。

 

そしてパーレビ国王は自らの権力も及ばないほどの勢いとなったことから国外脱出をはかり、エジプトなどを経て、最終的にアメリカへ事実上の「亡命」をしてしまいます。

 

そこから指導者の「ホメイニ氏」が
「イスラム革命評議会」を組織し、事実上の政権奪取となり、革命は成功します。

 

画像引用元:https://ja.wikipedia.org

 

 

しかしまだこれでは納まりません。

 

前国王のパーレビを吊し上げたい。

 

アメリカが亡命を受け入れたという事実。

これを知った市民側は、

アメリカがかくまった!

 

と、大激怒!

 

これがアメリカ大使館に

「パーレビを引き渡せ!」

と詰め寄り、襲撃するにいたった経緯です。

 

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脱出作戦とイラン側の攻防

 

画像引用元:YouTubeシネマトゥデイ

 

上記写真の男性が、アメリカCIAの作戦起案者。

主人公の「トニー」です。

 

人質6人を救うために「カナダ人」と偽ってイランに単身乗り込み、かくまっているカナダ大使館の私邸へ向かいます。

 

画像引用元:YouTubeシネマトゥデイ

 

そこで6人に作戦内容を説明し、「僕を信じて」と説得。

 

国をまきこんだ前代未聞の

「ニセ映画制作」

救出作戦がはじまります。

 

アメリカ本国では “ニセ” の映画広告、雑誌への掲載、ニセ「プロダクション」設立と問い合わせがあってもいいように電話番を置くなど徹底。

 

6人も自分に与えられた ”ニセ職種” を習得するために練習を重ねます。

 

 

イラン側では女、子供を利用

 

一方でイラン側では人質の人数と大使館にいるはずの人数が「6人」合わないことが判明。

「どこかに隠れているはず」

 

そうにらんだイラン側はすべての外国大使館など一斉捜索をかけます。

 

そして、

アメリカ大使館でシュレッダーにかけられた書類や「証明写真」を
女性と子供たちを使ってつなぎ合わさせます。

画像引用元:YouTubeシネマトゥデイ

 

そしていよいよ「ロケハン」と称してイランの街の視察に出ていきます。

 

そこでいろいろなトラブルもありますが、何とか6人の人質とトニーは「カナダへ帰国する」というていでテヘラン空港へ向かいます。

 

画像引用元:YouTubeシネマトゥデイ

 

 

武装したイラン兵が厳重にチェックするわけですが、本当にこの映画の計画があるのか疑います。

 

そして別の場所では例の「シュレッダー写真」がつながり、アメリカ大使館の職員であることがバレてしまいます。

 

その報告がイラン兵に伝わるのが早いか、7人が飛行機に乗るのが早いか!

 

皆さんにもハラハラ・ドキドキしてほしい傑作です。

 

ぜひ映画をみて頂きたい!

 

 

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