母の日に読もう【あの人と一緒にいられる時間はもうそんなに長くない】お薦め本

あなたの時間はあと何日?

 

 

明日は「母の日」ですね。

皆さんは大切な母親にたいして感謝の
気持ちを伝えられているでしょうか?

 

今回の記事ではよく聞く格言
「親孝行したいときに親はなし」
に通ずる書籍をご紹介します。

 

人生において大切な人は、なにも
親だけではありませんね。

 

  • 子供
  • 友人
  • 師匠
  • 恋人
  • 嫌いな人

 

これらはみんな、あなたの人生に
とって必要な人たちです。

 

少なくとも今までの人生のなかで、
あなたが造ってきた、出会いから
つながった人脈です。

 

そして少なからず影響を受けたり与え
たりした人間関係と呼べる人たちです。

 

本書はそんなあなたの人生に関わる人
たちとの「大切な時間」について考え
させられる内容になっています。

 

あたり前のようにまいにち顔をあわせて
「しょーもない事」をしゃべっている
時間も貴重な時間ですが、この

しょーもないことの何と幸せなこと!

 

人はなにか問題があったり絶望的と
思えることがあって初めて気づくもの。

 

あの「虎舞竜のロード」という
歌詞にもありましたよね。

 

♪何でもないようなことが
幸せだったと思う♪

 

失ってから気づくのではなく、
「ああ、今この時間が幸せなんだ」
とかみしめられたら途端にその時間が
有意義なものとなるでしょう。

 

この書籍の目次

 

 

 

★もくじ★  「あの人と一緒にいられる時間はもうそんなに長くない」
Part.1 親と一緒の時間はもう・・・
Part.2 友と一緒の時間はもう・・・
Part.3 師と一緒の時間はもう・・・
Part.4 嫌な人との時間はもう・・・
Part.5 子と一緒の時間はもう・・・
Part.6 愛する人との時間はもう・・

 

この書籍はすごく長いタイトルですが、
有限な時間と人と人との付き合いに
関して非常に本質をついた内容に
なっています。

 

著者は、「千田 琢哉」さん。

 

この方の本は、大体ひとつのファクター
について簡潔にまとめていて、ある程度
フランクな投げかけや表現が非常に解り
やすく、読みやすい本が多いと思います。

 

今回の記事では「Part.1〜6」のうち、
1〜3をご紹介していきます。

 

 

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「親と」一緒にいられる時間はもうそんなに長くない

 

 

あなたをこの世に産んでくれた奇跡は
紛れもなくあなたの「父親と母親」です。

 

あなたが産まれた時の喜び、愛おしさ。
これはあなたのご両親しか味わえない
特別な感情、そして親になるという
大きな責任と覚悟。

 

あなたを守るためにすべてを投げ捨てて
まで、あなたの成長に時間と思考と労力
を注いでくれたのです。

 

私はあるテレビCMでのある一言
が胸から離れません。

 


 

息子

僕を育てるの大変だった?

母親

大変じゃない

 

母親 

「必死」だった。

 


 

このひとことはまさに「子育て」という
人生最大の経験を凝縮した言葉でしょう。

 

だから、あなたもご両親には「感謝」
せずにはいられないはずです。

 

親孝行とは「自立」していること

 

わたしも毎年「母の日」と「父の日」
には感謝の気持ちと一緒にささやかな
贈り物をしています。

 

でもプレゼントなんかより自分の子供が
次のような状態にいることが親にとって
「一番嬉しい」ことでしょう。

 

  • 病気をせず元気でいる
  • 親から自立している
  • 社会に出ている

 

上記のことを満たしてくれていると
親にとって「親の責任を果たした」
といえる状態。

 

これが何といっても嬉しいでしょう。

 

 

 

「友と」一緒にいられる時間はもうそんなに長くない

 

 

親友、生涯の友、友人、知人・・・
果たしてほんとうの友とはどんな
関係をいうのでしょう?

 

千田さんはこのように定義づけと、
関係性を提唱しています。

 

  • 「親友?」と聞く奴は信頼するな
  • 同窓会は欠席でもOK
  • 知人は減らし、時間を増やす
  • 会う頻度より想う頻度が大切
  • 気まぐれで呼ばれるな
  • ケンカ出来なきゃ友情じゃない
  • たとえ死刑囚となっても面会する

 

まずは「俺たち親友だよね?」と確認
してくる人は信頼していないということ。

 

そもそも、こんな確認をする人は自分が
信頼していないのに相手に信頼してもら
おうとする「図々しい人間」だと定義
づけています。

 

また、同窓会も本当に行きたいのなら別
ですが嫌われたくないなどの理由では
時間を無駄にするだけ。

 

もし頭数ていどに気まぐれに呼ばれる
ようなら別に生涯の友でもなんでもない。

 

そして知人を増やしても本当に信頼できる
人間だけを相手にするなら有益でも、
ただのサラリーマンとしての人脈づくり
では、これも「頭数」。

 

名刺ホルダーとたいして変わらない。

 

自分を成長させてくれる、そして自分の
人生を豊かにしてくれる真の友と言える
付き合いが出来ることこそ重要です。

 

会う頻度より想う頻度が大切

 

 

親友とは、いつも一緒にいる仲良しの事ではない。

 

たしかにその通りだと思います。

 

いちいち一緒にいるということは、
会っている頻度がおおいほど関係が
深いと勘違いしてる。

 

相手のことを本当に思っているならば、
自分の時間も相手の時間も尊重できる。

 

これがお互いを尊重し合うということ。

 

自分を磨いている時間には、相手のことを想っている。
尊敬している相手のことを想うのは心地良い。
興奮してきて、さらに自分を高めたくなる。

 

 

親友の揺るぎない価値観はこうだ。

一万匹の群がったヒツジに認められるより、一頭の孤高に輝く獅子に認められたい。

 

 

そして、ケンカできるくらいの友情関係
がなければ真の友情とは言えない。

 

たとえ度が過ぎて、ケンカ別れしたとしてもそれが友情というもの。

本当にお互いに必要とし合っていれば、どんなに離れていようとも引き寄せ合う。

 

その後でお互いに思うことでしょう。
あの時のケンカはこの日のため。

 

「距離をおいて互いに成長し合う
時間を与えられた」のだと感謝
できるはずです。

 

そして親友であればたとえ相手が死刑囚
となったとしても面会できるくらいの仲
でなければ本物とは言えない。

 

親友の定義は、死刑囚になっても信じてあげられる相手のことだ。

 

あなたにはそんな存在がいますか?

 

 

「師と」一緒にいられる時間はもうそんなに長くない

 

 

あなたには「師匠」と呼べる人は
いるでしょうか?

 

なにも勉強・技術や芸、スキルを教えて
もらえる人だけを「師」と仰ぐのでは
ありません。

 

生き方や考え方、オシャレ、感謝の心や、
他人に対する思いやりが深い、などなど
年齢や性別に関わらず学べることには
限りがありません。

 

そして年配者だけでなく、後輩からでも
子供からでも「ハッ」とさせられるよう
な、自分にとって勉強になる経験などは
非常に多いと思います。

 

「素直」に学びとる姿勢が大切です。

 

師にも欠点はあるのは当たり前

 

 

たとえ師といえどおなじ人間です。

 

師に対しての理想が高ければ高いほど、
欠点が余計に目立つこともあるでしょう。

 

その時のあなたの受け止めかたと心構え
がその先の道を2つに分けるといいます。

 

  1. 師匠の欠点を指摘して離れる
  2. 師匠の欠点を受け容れる

 

①の場合は

”永遠に師を持つことが出来ない”

 

確かにいちいち欠点を指摘していたの
では「欠点のない人間」を世界中から
探しているようなものです。

 

②の場合は師匠のいい部分を吸収でき、
将来の大成へつなげることができる
素質があるそうです。

 

そして千田さんは本書のなかで、
「師との接しかたの極意」をこのように
伝授してくれています。

 

  • 師匠に嫌な顔をさせない
  • うだうだ質問しない
  • もう少し考えろと叱られる
  • 師匠を邪魔と感じたら少し成長
  • 出世したら師匠の名を出す

 

かなり核心に踏み込んだ格言です。

 

師匠にだって好き嫌いはあるでしょう
から、教えてもらいたければ
「嫌な顔をさせない」

ことは必須ですね。

 

そのためには師匠をちゃんと
「観察」しましょう。

 

それが師匠の考えを先取りできる
よい訓練になり、嫌われずに
「教えてもらえる」
助けになることうけあいです。

 

 

そして「もう少しよく考えろ!」と
叱られるのは何がよいかというと、
師匠の立場からいうと同じ叱るにも

 

  1. 動かない弟子を叱る
  2. 動き過ぎの弟子を叱る

 

この場合は②のほうが気持ちが良いものだそうです。

 

それは、動き過ぎるほうが
それだけ「本気」だから。

 

そして師匠への恩返しはやはりあなたが
本当に成長した姿を見せられること。

 

世間に認められたり、実力を備えていて
自信にも満ち溢れる。

 

そのような状態で誰かに
「成長できたこと」に対して
質問があったなら、

 

「〇〇さんのおかげです」

 

と名前を出して広めてあげることです。

 

もちろん言われた側は嬉しいでしょうし、
もしそのとき師匠がすでに亡くなって
いたとしても名を広めることは恩返しに
つながります。

 

恩返しをする人は愛されると千田さんは
言っていますし、ひとりで成長できた
わけではないはずです。

 

常に感謝する気持ちを忘れないことです。

 

本書のまとめ

 

 

 

① 本当の親孝行とは自立すること

② 真の友情は会えないほど深まる

③ 師の「欠点」は、愛おしい

 

ここまでご紹介してきましたが千田さん
が皆さんに伝えたいことは、

 

「今、この一瞬は、次の瞬間にはもう過去になっている」

 

要は「時間を大切に!」という事です。

 

今この瞬間を明るくできれば、過去の
暗い出来事も「明るく上書き」できる
ことでしょう。

 

次回は残りの項目「Part.4〜6」
をご紹介します。

 

 

 

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