奇跡の実話! LION ライオン
今回ご紹介する映画はちょっと信じられないくらいの奇跡の実話です。
題名は「LION ライオン」
サブタイトルに
「25年目のただいま」
と銘打っているとおりの「実話」です。
何と25年間の迷子。
当時インドのスラム街で暮らしていた5歳の男の子が迷子になり、25年間という歳月をかけて里帰りしたというもの。
しかもオーストラリアからインドの故郷をさがし当てて・・・
映画のさいごには本人とお母さんが抱き合う「実際の映像」が流れて感動をさそいます。
故郷はインドなのに迷子の果てにオーストラリア???
そして故郷を見つけた方法は、
何と!
グーグル・アース!
これはインターネットがある現代だから実現できた里帰りです!
予告編の動画
(劇場公開は2017年4月)
動画引用元:Youtube(https://gaga.ne.jp/lion/
主演は「スラムドッグミリオネア」
で好演したデブ・パテル
そして養子として引き取るやさしい義理の母親役に
ニコール・キッドマン
インドとオーストラリアを舞台にした、この凄まじい迷子の実話のストーリーはこちらです。
「LION ライオン」あらすじ
2012年 ある衝撃のニュースが駆け抜ける。
25年前のインドのスラム街。貧しい家庭でそだった主人公「サルー」は当時「5歳」。
兄と仕事をさがしに出かけた先で停車中の列車に乗った際に眠りこんでしまい、はるか離れた大都市カルカッタまで来てしまう。しかも一緒のはずの兄もいない。
知らない街でかんぜんに迷子になってしまう。
見しらぬ地で迷走するが、幸運にもオーストラリア人の養子にだされてオーストラリアでの恵まれた生活がはじまる。
迷子から25年。自分のふるさとをおぼろげに考え続けていたが、ある友人が「グーグル・アース」なら、まるで世界中に旅ができるようだと教えられたサルー。
幼いころから心に引っ掛かっていた「故郷のインド」。
このグーグル・アースで検索して「自分のふるさとを探し出そう」と思いたつ。
はたしてどの様にしてインドの故郷へたどりつくのか・・・
インドはなんと約200種類の言語があり、おなじインド人でもちょっと離れた街にいくと言葉が通じないそうです。
そのため家に帰りたい「サルー」の帰宅は難航します。
悪いおとなに売り飛ばされそうになったり、親切なひとがせっかく警察に連れて行ってくれたのに、「ガネストレイ」という地名はわからない。ことばも通じない。
やがて施設へ預けられることに・・・・
そこで紹介されたのがあるオーストラリア人の夫婦。
そしてサルーはその夫婦のもとへ「養子」として引き取られます。
それから成長して大学生から就職へとさしかかる時期にグーグル・アースのことを友人から知らされます。
いまは優しい義理の両親のもと、幸せな生活を過ごせているが、やはり気になるのはインドにいる母、そして大好きな兄のこと。
このままオーストラリアで幸せに暮らすか?
こころの声にしたがってインドの故郷を探すか?
サルーはインドのふるさとを探すことにします。
ただし、たよりになる手がかりは「自分の記憶」だけ。
5つの手がかりを導きだす
サルーは当時のことを真剣に思い出そうとし、なんとか5つの手がかりを導き出します。
その手がかりとは・・・
- 駅の近くにある(給水塔)
- お母さんが働いていた大きな岩山
- 列車に乗っていた日数
- 列車の速度
- 「ガネストレイ」という町の名前
このわずかな手がかりをもとに、以下の行動をおこす。
①駅の近くにあった給水塔をさがす
②母の働き先の大きな「岩山」をさがす
③列車に乗っていた日数と、
④列車の速度(当時の)から距離をわりだす
⑤「ガネストレイ」という町の名前をさがす
列車のほうは友人のちからを借りて距離を導きだすことに成功。
そこから地図に円を描いてその範囲の駅をかたっぱしから検索、拡大をくりかえす。
そして検索しているうちに、過去に大好きな兄と一緒にあそんだ川や山、森などの記憶がよみがえり涙がとまらない。
そしてついに最後どうしても分からなかった地名、「ガネストレイ」の謎がとける。
幼かったサルーが思い込んでいた名前は
「ガネストレイ」ではなく
「ガネッシュ・タライ」
ついに全てがつながる!
そしてサルーは単身、インドへ向かう!
はたして
母は?
兄は?
タイトル「LION」の由来
ちなみに皆さんは、タイトルにある
「LION〜ライオン」
と迷子と何の関係があるのか?
そう思いますよね。
わたしも映画館の中で???でした。
それは映画のエンディングでようやくこのタイトルにした意味がわかるのです。
幼かった「サルー」は自分のちゃんとした名前も間違っていたそうです。
正式な名前は
「サルー」ではなく、
「シェルゥ」
意味は・・・・
「ライオン」
ぜひ観てください!
感動します!